TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2009年8月2日放送)

TOKIO HOT 100 2009-08-02 放送回ランキング ランキング

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2009年8月2日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2009年8月2日放送回)。

この週の音楽シーン

2009年8月2日放送のJ-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週の頂点に立ったのはスガシカオの「PARTY PEOPLE」だった。デビューから独自のファンク/ソウル的グルーヴを追求し続けてきた彼にとって、タイトルからしてダンスフロアを意識した高揚感のある一曲であったことがうかがえる。日常の機微を掬い上げる作詞センスと、体を自然に揺らしたくなるリズム隊の絡みは、スガシカオという表現者が長年培ってきた「大人のポップス」の到達点のひとつとして、この週のリスナーに強い印象を残したはずだ。真夏の放送というタイミングも、パーティー感のあるナンバーが1位に輝く後押しになったのではないだろうか。

2位にはSUPERFLYの「恋する瞳は美しい」がランクイン。ソウルフルな歌声を武器に、ロックともポップスとも言い切れない独自の存在感を放っていた志摩遼平(当時のプロジェクト名義)の楽曲は、この時期のJ-POPシーンにおいて「歌の強さ」を体現する存在だった。続く3位のSTEVE APPLETON「DIRTY FUNK」は、洋楽的なファンクの感触を持ち込み、1位のスガシカオとも共振するグルーヴ志向の選曲として面白い並びになっている。

4位のPerfume「NIGHT FLIGHT」、9位の木村カエラ「BUTTERFLY」といった顔ぶれからは、テクノポップからガールズポップまで、女性アーティストたちが多彩な音楽性でチャートを彩っていた当時の空気が伝わってくる。5位のEXILEの「FIREWORKS」は、パフォーマンス集団としての存在感がJ-POPの主流を占めつつあった時代を象徴する一曲だ。花火という夏らしいモチーフも、この放送回の季節感とよく合っている。

一方で6位にはレミオロメンの「STARTING OVER」がランクイン。バンドサウンドを基調にした王道の日本語ロックが、依然としてリスナーの支持を集めていたことを示している。7位のLAURA IZIBOR「SHINE」、8位のDOUBLE「LET IT GO」は、ソウル/R&Bの系譜を感じさせるナンバーで、洋楽と邦楽のR&Bシンガーが同じチャートに並ぶあたりに、当時のJ-WAVEらしい越境的な選曲眼が表れている。10位のSCHOOL FOOD PUNISHMENT「BUTTERFLY SWIMMER」は、この時期に頭角を現しつつあった新世代バンドの一角として名を連ねており、後にソロで活動する女性ボーカルの存在も含め、次のシーンへの萌芽を感じさせるラインナップだった。

こうして改めてTOP10を見渡すと、ファンク/ソウル、ロック、テクノポップ、ダンスパフォーマンス、洋楽R&Bと、ジャンルを問わず良質な楽曲が並び立っていたことがわかる。その頂点にスガシカオの「PARTY PEOPLE」が立ったという事実は、彼のグルーヴ感覚と言葉選びが、ジャンルを超えて多くのリスナーの心を掴んでいたことの証だろう。夏の盛りに聴くにふさわしい高揚感を持ったこの一曲が1位に選ばれたことは、2009年という年の音楽シーンの豊かさを象徴する出来事として、今振り返っても納得のいくものである。

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2009年8月2日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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