TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2009年5月10日放送)

TOKIO HOT 100 2009-05-10 放送回ランキング ランキング

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2009年5月10日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2009年5月10日放送回)。

この週の音楽シーン

2009年5月10日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはJUJUとJAY’EDによる「明日がくるなら」だった。JUJUは伸びやかで表情豊かな歌声を持つシンガーとして着実に支持を広げていた時期で、JAY’EDもR&B/ソウル的な発声を得意とするアーティストとして知られていた。二人がデュエットすることで生まれる声の質感の違いが、この曲の大きな聴きどころだったと言える。力強く歌い上げるバラードでありながら、過度に湿っぽくならない爽やかさも同居しており、当時のJ-POPバラードの一つの完成形を示していたように思える。

この週のTOP10を眺めると、邦楽・洋楽・グループサウンズが入り混じった多様な顔ぶれが並んでいる点が興味深い。2位にはGREEN DAYの「KNOW YOUR ENEMY」がランクインしており、ロックバンドとしての存在感が海外からも届いていたことがわかる。3位の木村カエラ「BANZAI」は、彼女らしいポップでエネルギッシュな楽曲性が光る一曲であり、当時のカエラは音楽性の幅を広げながらもキャッチーなメロディを大切にしていたアーティストだった。4位の絢香「夢を味方に」、5位のコブクロ「虹」は、いずれも歌唱力と歌詞世界で支持を集めていたシンガーソングライター系の楽曲群であり、この時代の邦楽バラード・ミディアムチューンの層の厚さを物語っている。

6位のEXILE「SOMEDAY」は、当時のEXILEが持っていたダンス&ボーカルグループとしての勢いを象徴する存在であり、日本の音楽シーンにおいてグループ編成のパフォーマンス表現がひとつの潮流になっていたことを感じさせる。7位のくるり「愉快なピーナッツ」は、バンドサウンドとしての実験性やポップさを併せ持つ楽曲であり、ロックバンドの表現の多様性を示していた。8位の井上陽水「LOVE RAINBOW」は、ベテランアーティストが新曲でチャートに顔を出すこと自体が、世代を超えたリスナー層の広がりを感じさせる出来事だったと言える。

9位のFLO RIDA「RIGHT ROUND」は、当時世界的にヒットしていたダンスミュージックの潮流を象徴する存在であり、洋楽ヒットチャートの空気感をそのまま日本のリスナーにも届けていた。10位のRAVEX feat. 安室奈美恵「ROCK U」は、小室哲哉プロデュースによるユニットと安室奈美恵という組み合わせが、当時のダンスミュージックシーンの一つの化学反応を生み出していたことを思わせる。

こうして振り返ると、この週のTOP10は邦楽バラード、ロックバンド、ダンスミュージック、そして洋楽ヒットが自然に共存しており、2009年という時代のリスナーが非常に幅広い音楽嗜好を持っていたことが読み取れる。JUJUとJAY’EDの「明日がくるなら」が1位に立ったこの週は、歌唱力を軸にした楽曲がリスナーの心を掴んでいた時代の空気を、今なお鮮やかに伝えてくれる一枚のスナップショットだと言えるだろう。

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2009年5月10日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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