TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2008年1月27日放送)

TOKIO HOT 100 2008-01-27 放送回ランキング ランキング

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2008年1月27日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2008年1月27日放送回)。

この週の音楽シーン

2008年1月27日放送の「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、MICHAEL JACKSON WITH WILL.I.AMによる「THE GIRL IS MINE 2008」。オリジナルは1982年のアルバム『THRILLER』に収録され、ポール・マッカートニーとの共演曲として世界的に親しまれてきたナンバーだ。2008年はこの『THRILLER』の発売から四半世紀という節目の年で、記念エディションの制作にあたり、当時ブラック・アイド・ピーズとしてもプロデューサーとしても存在感を強めていたwill.i.amが新たな解釈を加えたバージョンがここに登場したことになる。80年代のポップスの金字塔が、2000年代のヒップホップ/R&Bの感覚で再構築されるという構図自体が、このチャートが持つ「今」を切り取る面白さを象徴していたと言える。

興味深いのは、同じ週の6位にJANETの「FEEDBACK」がランクインしていること。マイケルの妹であるジャネット・ジャクソンが、兄と並んで同じ100曲の中に名を連ねていたわけで、ジャクソン一族の音楽的な存在感がこの時期のポップシーンにいかに大きかったかを物語る並びだ。ダンスミュージックとしての強度を保ちながら、より現代的なプロダクションに寄せていた「FEEDBACK」は、90年代から第一線を走り続けてきたアーティストのしたたかさを感じさせる一曲だった。

邦楽勢に目を向けると、コブクロの「WHITE DAYS」、桜井和寿らによるBANK BANDの「はるまついぶき」、平井堅の「TWENTY!TWENTY!TWENTY!」、木村カエラの「JASPER」、SUPERFLYの「愛をこめて花束を」と、実力派・人気アーティストがずらりと並ぶ。BANK BANDはap bank fesの活動とも重なる形で環境問題への意識を音楽に落とし込んでいたプロジェクトであり、Jポップの中でも異色の存在感を放っていた。SUPERFLYはこの前後でブレイクを果たしつつあった時期で、ロック色の強いボーカルスタイルが新鮮に響いていたことを思い出す人も多いだろう。

さらに9位にはPERFUMEの「BABY CRUISING LOVE」。中田ヤスタカによるエレクトロ・ポップの手法がまだ広く一般に浸透しきる前段階で、テクノポップの新しい可能性を提示していた時期の楽曲だ。8位のOLD MAN RIVERも、日本のロック/ポップスシーンにおける新世代の台頭を感じさせる存在だった。

そして10位のRADIOHEAD「BODYSNATCHERS」は、2007年にリリースされたアルバム『In Rainbows』からの一曲。このアルバムはリスナーが自ら価格を決めてダウンロードできるという配信方式で世界中の音楽業界に衝撃を与えており、CDという物理メディアから配信への移行期の象徴的な作品として記憶されている。洋楽・邦楽、ベテラン・新鋭が入り混じるこの週のTOP10は、2008年という年がポップミュージックにとってひとつの転換点だったことを、今振り返っても鮮やかに伝えてくれる。

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2008年1月27日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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