TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2007年12月9日放送)

TOKIO HOT 100 2007-12-09 放送回ランキング ランキング

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2007年12月9日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2007年12月9日放送回)。

この週の音楽シーン

2007年12月9日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いていたのはアリシア・キーズの「NO ONE」だった。この曲は彼女のアルバム『AS I AM』からのリードシングルで、2007年を通じて世界中のチャートを席巻した楽曲として記憶されている人も多いだろう。ゴスペルの温かみとR&Bのグルーヴを併せ持つ歌声、そしてシンプルながら力強いピアノのフレーズが印象的で、当時のJ-WAVEのようなアーバンな空気を大切にするステーションでも自然と支持を集めていたのがうかがえる。年末に向かうこの時期にじっくりと聴かせるバラード的な強さを持つ楽曲がトップに立っていたことは、当時のリスナーの気分をよく映していたように思う。

TOP10全体を見渡すと、2007年末という時代の空気が色濃く出ている。2位にはクリスタル・ケイの「SHINING」がランクインしており、日本人女性シンガーによるR&B/ポップスが海外の大型アーティストと肩を並べていたことが分かる。3位のクレイグ・デヴィッドによる「HOT STUFF (LET’S DANCE)」は、ドナ・サマーのディスコクラシックをカヴァーした一曲で、UKのアーバン・ポップシーンの流れを感じさせる存在だった。こうした洋楽のR&B・ダンス系の曲が上位に並ぶ一方で、4位にはRIP SLYMEの「SPEED KING」がランクインしており、日本語ラップがJ-POPシーンの中で確固たる地位を築いていた時期であることも印象的だ。

邦楽勢に目を向けると、6位にケツメイシの「冬物語」、7位にレミオロメンの「WONDERFUL AND BEAUTIFUL」が入っている。ケツメイシは季節ソングを毎年ヒットさせるスタイルを既に確立しており、冬に向けたムードを盛り上げる存在だった。レミオロメンもこの時期、バンドサウンドとポップなメロディーで幅広い層に支持されていたグループで、洋楽・邦楽問わずさまざまなジャンルが並ぶTOP10全体のバランスの良さが、当時のJ-WAVEらしいセレクトを物語っている。

8位のカイリー・ミノーグ「2 HEARTS」は、グラムロック調のアプローチを取り入れた挑戦的なナンバーで、ポップアイコンとしての彼女の再起を印象づけた曲だった。9位のBOOM BOOM SATELLITESによる「INTERGALACTIC」は、日本発のエレクトロ・ロックがオリコンチャートだけでなくこうした洋邦混合のカウントダウンでも存在感を示していたことを教えてくれる。10位のザ・ラスト・グッドナイト「PICTURES OF YOU」は、ロック然としたギターサウンドが耳を引く一曲で、当時のオルタナティブ・ロック的な潮流も垣間見える。

こうして見返すと、2007年末のTOP10は、洋楽のメインストリームR&Bやポップス、UKのダンスミュージック、そして日本のヒップホップ・バンド・エレクトロが渾然と並ぶ、実に多様性豊かな一週間だったことが分かる。アリシア・キーズという実力派シンガーが頂点に立っていたことは、この時代がまだメロディーと歌唱力を重視するリスナーの支持を強く受けていたことの証でもあるだろう。年末という季節感の中で、様々なジャンルの音楽が自然に共存していたこの週のチャートは、当時のJ-WAVEが目指していた音楽的な幅の広さを象徴する一枚のスナップショットとして、今聴き返してもなお新鮮な発見を与えてくれる。

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2007年12月9日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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