TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2005年9月18日放送)

TOKIO HOT 100 2005-09-18 放送回ランキング ランキング

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2005年9月18日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2005年9月18日放送回)。

この週の音楽シーン

2005年9月18日放送回の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、UKソウル/R&Bシーンを代表するシンガー、クレイグ・デヴィッドの「ALL THE WAY」だった。2000年代前半、UKガラージのビートとメロウなソウルフルヴォーカルを融合させたスタイルで一躍脚光を浴びた彼は、この時期になるとより王道のソウル・R&B路線へと音楽性を深めており、「ALL THE WAY」にもそうした成熟した歌心が滲んでいた。ダンスミュージックのビート感と、クラシックなソウルの節回しを両立させる彼の作風は、当時の洋楽R&Bシーンにおいて独自のポジションを築いており、この曲もその延長線上にある一曲として多くのリスナーに支持されたことがうかがえる。

この週のTOP10を眺めると、洋楽・邦楽、ジャンルの垣根なく多彩な楽曲がひしめき合っていたのが印象的だ。2位にはビート・クルセイダースの「I CAN SEE CLEARLY NOW」がランクイン。国内のロック/メロコアシーンから頭角を現していたバンドの勢いが感じられる。3位のYUKIによる「歓びの種」は、JUDY AND MARY解散後にソロシンガーとして独自のポップワールドを築きつつあった彼女らしい、伸びやかで開放的なナンバーだ。4位のDEF TECHは日本語と英語を自在に行き来するスタイルで新しいレゲエ/ヒップホップの形を提示していたユニットであり、「POWER IN DA MUSIQ〜UNDERSTANDING」にもそのメッセージ性が息づいている。

5位にはザ・ローリング・ストーンズの「ROUGH JUSTICE」がランクイン。デビューから数十年を経てなお現役感を失わないベテランバンドの底力を示す一曲であり、若手が並ぶチャートの中にあっても存在感を放っていた。6位のRIP SLYMEによる「UNDER THE SUN」は、当時の日本語ラップ/ヒップホップシーンにおける軽やかでポップな空気感を体現する楽曲だ。7位の「GLAMOROUS SKY」は、映画「NANA」とタイアップし、大きな話題を呼んでいた楽曲。NANA starring MIKA NAKASHIMAというクレジット自体が、当時のカルチャーシーンにおける映画・音楽・漫画のクロスオーバーぶりを物語っている。

8位には、後に世界的スターとなるリアーナの「PON DE REPLAY」がランクイン。カリビアンのリズムを取り入れたこの楽曲は、彼女がまだ新人シンガーとして注目され始めていた時期の一曲であり、今振り返るとその後の飛躍を予感させる存在感がある。9位のm-flo loves lisaによる「TRIPOD BABY」は、当時盛んだったコラボレーション形式の楽曲制作を象徴する一曲だ。m-floが様々なゲストヴォーカルを迎えて音楽性を広げていった、その象徴的な活動スタイルがここにも表れている。10位にはシェリル・クロウの「GOOD IS GOOD」がランクイン。シンガーソングライターとしての骨太な表現力を持つ彼女の楽曲は、洋楽ロック/ポップスの安定感を伝えている。

こうして並べてみると、この週のTOP10は洋楽のベテランから新人、邦楽のロック・ポップス・ヒップホップまでが渾然一体となった、まさに2005年という時代のミックスカルチャーを凝縮した一枚のスナップショットのようだ。クレイグ・デヴィッドの「ALL THE WAY」を頂点に置きながら、多様な音楽が横並びで鳴っていたこの週のチャートは、今聴き返しても当時のラジオが果たしていた役割の豊かさを教えてくれる。

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2005年9月18日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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