TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2001年10月28日放送)

TOKIO HOT 100 2001-10-28 放送回ランキング ランキング

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2001年10月28日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2001年10月28日放送回)。

この週の音楽シーン

2001年10月28日の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、スガシカオの「夜空ノムコウ」。もともとSMAPが歌った国民的な楽曲を、作曲者本人であるスガシカオがセルフカバーとして届けたバージョンがこの週の頂点に立っていたことは、当時のリスナーにとって特別な意味を持っていた。ファンクとR&Bの匂いを纏った独特の歌い回しで知られるスガシカオが、あの誰もが口ずさめるメロディを自らの声で歌い直すことで、楽曲の持つ切なさや郷愁の質感がまた違った角度から浮かび上がってくる。カバーというより「作者による再解釈」として響いたこの一曲が首位にあったことは、2001年という年の音楽シーンの成熟を象徴していたように思う。

この週のTOP10を眺めると、邦楽と洋楽が驚くほど自然に混在していることに気づく。2位にはジャミロクワイの「Little L」。ファンクとダンスミュージックを軽やかに融合させたジェイ・ケイの声は、90年代から続くグルーヴ感を21世紀にも違和感なく引き継いでいた。3位のレニー・クラヴィッツ「Dig In」、4位のマイケル・ジャクソン「You Rock My World」は、いずれもロックとソウルの遺伝子を持つベテランたちの仕事で、時代を超えたポップミュージックの強度を感じさせる並びだ。5位のザ・コアーズはアイリッシュフォークとポップスを掛け合わせた爽やかなサウンドで、この年も安定した支持を集めていた。

邦楽勢に目を移すと、6位にケミストリー「YOU GO YOUR WAY」がランクインしている。2001年にデビューしたばかりの男性R&Bデュオで、伸びやかなハーモニーが新しい時代のJ-POPの方向性を示していた。7位には桑田佳祐のソロ楽曲「白い恋人達」。サザンオールスターズとはまた違う、ソロならではの叙情性が滲む一曲だ。8位のMr.Childrenは「YOUTHFUL DAYS」で、青春の記憶を丁寧にすくい取るような歌詞世界とメロディが、幅広い世代の共感を呼んでいた時期にあたる。

後半には個性派も揃う。9位のガービッジ「Androgyny」は、シャーリー・マンソンのボーカルとインダストリアルなサウンドプロダクションが際立つ楽曲で、オルタナティブロックの気配を色濃く残していた。10位のフィルタスティック・プラスティック・マシーンによる「City Lights」は、渋谷系からクラブミュージックへと接続する田中知之のセンスが光る一曲で、都会的な洗練を持ち込んでいた。

この週が放送された2001年10月といえば、初代iPodが発売された直後というタイミングでもある。音楽の聴き方そのものが変わろうとする過渡期に、こうして邦楽と洋楽、ベテランと新人が肩を並べるチャートが存在していたことは興味深い。ジャンルやキャリアの違いを超えて、良い曲が良いという単純な基準でランキングされていた時代の空気を、このTOP10は今も伝えてくれる。

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2001年10月28日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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