TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2024年12月8日放送)

TOKIO HOT 100 2024-12-08 放送回ランキング ランキング

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2024年12月8日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2024年12月8日放送回)。

この週の音楽シーン

2024年12月8日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、ROSÉとブルーノ・マーズによる「APT.」だった。ROSÉはBLACKPINKのメンバーとしてK-POPシーンを牽引してきた存在であり、そのソロ活動として世界的なスターであるブルーノ・マーズと組んだこと自体が大きな話題となった一曲だ。韓国発祥の飲み会ゲームをモチーフにしたというユニークな着想は、K-POPのアイドル文化とアメリカン・ポップスのショーマンシップが交差する瞬間を象徴しているようにも聴こえる。K-POPが単なる「輸出コンテンツ」ではなく、世界のトップアーティストと対等にコラボレーションする存在へと変化していった2024年という年を締めくくるにふさわしい1曲が、この週の頂点に立ったことは象徴的だ。

TOP10全体を眺めると、12月らしい空気も漂っている。3位にはチャーリー・プースの「DECEMBER 25TH」、7位にはLISAの「MOONLIT FLOOR」のサンタベイビー・リミックスがランクインしており、クリスマスシーズンに向けた選曲がリスナーの気分を後押ししていたことが窺える。年の瀬に向けて街の空気が華やぐこの時期、洋楽・邦楽を問わずホリデームードを纏った楽曲が並ぶのは、この時期のチャートならではの楽しみ方だろう。

邦楽勢の顔ぶれも実に多彩だ。2位にはIRIの「PICK YOU UP」、5位にはNULBARICHの「遊園」、9位には米津玄師の「AZALEA」がランクインしている。IRIのソウルフルな歌声、NULBARICHが得意とするシティポップ的な浮遊感、そして米津玄師が持つポップスとしての完成度の高さは、それぞれ全く異なるベクトルの音楽性でありながら、同じ週のTOP10に共存していることが日本のポピュラー音楽の懐の深さを物語っている。10位のXG「HOWLING」も、日本発でありながらグローバルなガールズグループとしての存在感を発揮した楽曲であり、K-POP的な方法論を取り入れつつ独自の道を切り拓く動きが、この時期加速していたことを思い出させる。

洋楽勢では、ケンドリック・ラマーとSZAによる「LUTHER」が6位に入っているのも見逃せない。ヒップホップとR&Bの実力者同士によるコラボレーションは、その後のシーンにおいても長く語られることになる楽曲であり、この時点ですでにチャートに存在感を示していたことは興味深い。また、8位にはピットブルとボン・ジョヴィという世代もジャンルも異なる二組が組んだ「NOW OR NEVER」がランクイン。ダンスミュージックとロックの垣根を越えたコラボレーションは、時代を超えて音楽が結びつく面白さを教えてくれる。4位のウォーリスによる「HEAVEN HAS TO HAPPEN」は、オルタナティブ・ポップの新しい風をチャートに送り込んでいた一曲としても記憶しておきたい。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、K-POPとアメリカン・ポップスの融合を象徴する「APT.」を頂点に、クリスマスソング、日本のバラエティ豊かなポップス、そして世代を超えた洋楽コラボレーションが混在する、まさに2024年末という時代の空気を凝縮したような顔ぶれだったと言える。ジャンルや国境を軽やかに越えていく音楽の動きが、当時のリスナーの耳にどのように響いていたのか、当時を知る人にとってはこのTOP10を眺めるだけでも様々な記憶が蘇ってくるのではないだろうか。

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2024年12月8日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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