TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2024年7月28日放送)

TOKIO HOT 100 2024-07-28 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2024年7月28日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2024年7月28日放送回)。

この週の音楽シーン

2024年7月28日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、ケイティ・ペリーの「WOMAN’S WORLD」だった。彼女にとって数年ぶりとなる新曲であり、久々のチャート上位登場は多くのリスナーにとって懐かしさと新鮮さが入り混じる瞬間だったはずだ。2010年代に「Roar」や「Firework」といった自己肯定感を高めるアンセムで一時代を築いた彼女が、2020年代半ばにあらためて「女性のエンパワーメント」をテーマに据えた楽曲で戻ってきたことは、それ自体がひとつの時代の巡り合わせを感じさせる。サウンド面でもきらびやかなシンセと力強いビートを軸にした構成で、往年のケイティらしい開放感のあるポップネスが息づいていた。

同時にこの曲は、リリース時からプロダクション面での議論も呼んだ。時代が求める「メッセージ性」と「作り手の背景」がどう共存すべきか、リスナー自身が向き合わされる楽曲でもあったという点で、単なるポップソング以上の話題性を持っていたのは間違いない。

2位には、Official髭男dismの「SHARON」がランクイン。バンドとしての演奏力とポップセンスを兼ね備えた楽曲で、疾走感のあるアレンジとメロディーメイクの巧みさは、この時期の日本の音楽シーンにおけるバンドサウンドの充実ぶりを象徴していた。3位のDARUMASによる「DARUMA」、4位のONE OK ROCK「DELUSION:ALL」も、それぞれ異なるアプローチながら、ロックというフォーマットの可能性を広げる楽曲として存在感を放っていた。

5位の離婚伝説「本日のおすすめ」は、バンド名からして耳を引く強烈なインパクトを放ちながら、実際の楽曲はポップでキャッチーな仕上がりという、良い意味でのギャップが魅力だった。こうした個性派バンドがチャート上位に食い込んでくる懐の深さも、当時のシーンの面白さのひとつだったといえる。

6位にはNewJeansの「SUPERNATURAL」。2020年代のK-POPシーンを語るうえで欠かせない存在となった彼女たちの楽曲は、Y2Kを感じさせるサウンドプロダクションと洗練されたグルーヴで、国境を越えたリスナー層を確実に取り込んでいた。7位の羊文学「BURNING」は、内省的でありながら広がりのあるサウンドスケープを持つ楽曲で、日本のオルタナティブロックの現在地を示すものだった。8位のSALA「EVERY HOUR」、9位のKESSONCODA「DREAMBEND」といった楽曲群からは、新しい世代のアーティストたちが着実にチャートの中核に食い込んできている様子がうかがえる。

10位にはコールドプレイの「FEELSLIKEIMFALLINGINLOVE」がランクイン。世界的なビッグネームでありながら、常に新しいサウンドの実験を続ける彼らの姿勢は、この曲でも健在だった。壮大でありながら親しみやすいメロディーは、コールドプレイというバンドが長年培ってきたポップスとの向き合い方を改めて感じさせるものだった。

このTOP10を俯瞰すると、洋楽の大御所的存在の復活、日本のロックバンドの安定した強さ、K-POPの浸透、そして個性豊かな新世代アーティストの台頭という、2024年夏のポップミュージックシーンの多層的な構図が浮かび上がってくる。一枚のチャートの中に、時代の移り変わりと変わらぬ音楽の魅力が同居していたことを、あらためて感じさせる一週間だった。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2024年7月28日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2024年8月4日) »

スピーカーで鳴らすなら[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました