TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2024年5月26日放送)

TOKIO HOT 100 2024-05-26 放送回ランキング ランキング

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2024年5月26日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2024年5月26日放送回)。

この週の音楽シーン

2024年5月26日放送回の「TOKIO HOT 100」でトップに輝いたのは、POST MALONEがMORGAN WALLENを迎えた「I HAD SOME HELP」だった。ヒップホップ/R&Bのフィールドで独自のポジションを築いてきたポスト・マローンが、カントリー・シーンの中心的存在であるモーガン・ウォーレンと組んだという事実そのものが、当時の音楽シーンの空気をよく表していたと言える。ジャンルの垣根がますます曖昧になり、リスナーの耳もストリーミング時代の「フラットな聴き方」に慣れきっていた時期だからこそ生まれた組み合わせだろう。ざらついたギターの質感とポスト・マローン特有の呟くようなボーカルが絡み合うサウンドは、ヒップホップともロックともカントリーとも言い切れない、いい意味での中間地帯を漂っていた。 このTOP10を眺めると、1位から10位まで実に多様な景色が広がっているのも興味深い。SLOWEの「SUPEREGO」やILLITの「MAGNETIC」といった新世代の勢いを感じさせる楽曲が上位に食い込み、K-POPの存在感が国内チャートにおいても当たり前のものになっていたことがうかがえる。一方で東京スカパラダイスオーケストラが10-FEETのTAKUMAを迎えた「風に戦ぐブルーズ」や、BE:FIRSTの「MASTERPLAN」、aikoの「相思相愛」といった国内アーティストの楽曲もしっかりと存在感を示しており、洋楽偏重でも邦楽偏重でもない、この番組らしいバランス感覚が表れた一週だったと言える。 海外勢に目を向ければ、サブリナ・カーペンターの「ESPRESSO」がランクインしているのも見逃せない。この曲は後に彼女の代表曲としてさらに大きなヒットへと成長していくことになる楽曲で、この時点ではまだその大きな波の序章に過ぎなかった。同じくデュア・リパの「ILLUSION」もランクインしており、2024年前半という時期が、女性ポップスターたちの新作が次々と投下される、シーン全体が賑やかだったタイミングであったことを思い出させてくれる。 またKERENMIがMOTO FROM Chilli Beans.とWHO-YA EXTENDEDを迎えた「世界」がチャートインしている点も象徴的だ。プロデューサーが中心となり、複数のボーカリストをフィーチャリングする形でひとつの楽曲を作り上げるスタイルは、国内シーンにおいてもごく自然な手法として定着していたことがわかる。 こうして振り返ると、この週のTOP10は「フィーチャリング」という言葉がひとつのキーワードになっていたようにも思える。1位の楽曲自体がフィーチャリングによって生まれたヒットであり、8位の楽曲も複数のアーティストによるコラボレーションだった。単独名義よりも、誰かと誰かが手を組むことで生まれる化学反応こそが、この時期のヒットの原動力になっていたのかもしれない。ジャンルやルーツの異なるアーティスト同士が言葉を交わすようにして音を重ね合わせる――そんな創作のあり方が、チャートという形を通して静かに可視化された一週だったのではないだろうか。

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2024年5月26日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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