TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年6月26日放送)

TOKIO HOT 100 2022-06-26 放送回ランキング ランキング

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2022年6月26日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年6月26日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年6月26日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、BTSの「Yet To Come (The Most Beautiful Moment)」だった。この年はBTSにとって、デビューから続けてきたグループ活動の一つの節目として大きく語られた時期であり、この曲もアニバーサリー的な意味合いを帯びた楽曲として受け止められていた。派手さで押し切るのではなく、これまでの歩みを振り返りながら、まだ見ぬ景色への期待を静かに、しかし確かな熱量で歌い上げる構成は、単なる新曲というより「ここまでの物語の続き」を感じさせるものだった。グローバルなチャートの中心にいながら、日本のラジオチャートでも堂々の首位を獲得していたことは、彼らの存在が一過性のブームではなく、音楽シーンの日常的な一部として根づいていたことを物語っている。

2位以下を見渡すと、この週のTOP10は当時の洋楽・邦楽双方のトレンドを象徴するラインナップになっている。カルヴィン・ハリスがデュア・リパとヤング・サグを迎えた「Potion」は、ダンスミュージックとポップスの融合が続いていた時期の代表格であり、ダイアナ・ロスとテーム・インパラという世代もジャンルも異なる二組が組んだ「Turn Up The Sunshine」は、映画『ミニオンズ フィーバー』関連の話題性も相まって印象的だった。レディー・ガガの「Hold My Hand」もまた、映画『トップガン マーヴェリック』のサウンドトラックとして注目され、大作映画と音楽チャートが密接に結びついていた当時の空気を伝えている。

邦楽勢では、米津玄師の「M八七」が5位にランクインしており、映画『シン・ウルトラマン』の主題歌として大きな話題を呼んでいた作品だ。壮大さと繊細さを併せ持つ楽曲は、米津玄師というアーティストの表現の幅広さを改めて印象づけた。6位のYOASOBIによる「好きだ」は、小説を音楽にするという彼らならではのアプローチが引き続き支持されていたことを示しており、ストーリーテリングとポップスの融合という当時のJ-POPの大きな潮流を体現していた。8位には冨田ラボが多彩な客演陣を迎えた「Hope For Us」がランクインし、コラボレーションの妙を聴かせる楽曲としてリスナーの耳を引いていた。

9位のUA「お茶」は、独自の音楽世界を長く貫いてきたアーティストらしい存在感を放ち、10位のAdoによる「新時代」は、映画『ONE PIECE FILM RED』関連の話題とともに、若い世代から圧倒的な支持を集めていたことがうかがえる。この週のTOP10全体を眺めると、K-POPのグローバルな躍進、映画とタイアップした楽曲群の存在感、そして日本国内でのストーリー性やキャラクター性を重視した楽曲の台頭という、2022年半ばの音楽シーンを形づくっていた複数の潮流が一枚のチャートに凝縮されていたことがわかる。BTSの「Yet To Come」がそのトップに立っていたという事実は、ジャンルや国境を越えて音楽が同じ土俵で評価される時代が、すでに当たり前のものになっていたことを静かに物語っている。

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2022年6月26日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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