TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2021年6月13日放送)

TOKIO HOT 100 2021-06-13 放送回ランキング ランキング

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2021年6月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2021年6月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2021年6月13日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、BTSの「Butter」だった。前月にリリースされたこの曲は、世界的なヒットを記録していた「Dynamite」に続くサマーアンセムとして送り出され、軽やかなベースラインと涼しげなメロディで、まさに夏の入り口にぴったりの一曲だった。タイトルの通り「バターのように滑らかに」という言葉が似合う、聴く者を自然と踊らせるグルーヴが印象的で、K-POPが完全に世界のポップシーンの主流に食い込んでいたことを象徴する存在感を放っていた。2021年という年は、依然として新型コロナウイルスの影響が続き、ライブやフェスが制限される中で、音楽リスナーの多くが自宅で過ごす時間が長かった時期でもある。そんな状況下でBTSが放つ明るく開放的なサウンドは、多くの人にとって束の間の解放感を与える存在だったのではないだろうか。

この週のTOP10を見渡すと、洋楽と邦楽が絶妙に混ざり合い、当時のグローバルな音楽シーンの多様性が浮かび上がってくる。2位にはオリヴィア・ロドリゴの「good 4 u」がランクイン。彼女はこの年、デビューアルバム「SOUR」で一気にブレイクし、Z世代の心情を代弁するアーティストとして注目を集めていた。3位のマシュメロ&ジョナス・ブラザーズ、4位のコールドプレイといったベテラン勢も健在で、EDMとロックの両方が同時にチャートを賑わせていたのも興味深い。

邦楽勢では、5位に藤井 風の「きらり」がランクイン。彼はこの時期、独自のスタイルと関西弁を交えた語り口で急速にファン層を広げており、「きらり」はそのポップさとソウルフルな歌声が融合した一曲として支持を集めていた。8位には米津玄師の「PALE BLUE」、10位には宇多田ヒカルの「PINK BLOOD」が並び、日本を代表するアーティストたちがそれぞれ独自の表現で存在感を示していた。米津玄師の楽曲は繊細な感情表現とサウンドプロダクションの巧みさが光り、宇多田ヒカルは往年からのファンを唸らせる深みのある楽曲を届けていた。

また、6位にはジャパニーズ・ブレックファストの「Be Sweet」がランクイン。インディーロック/ドリームポップ的な質感を持つこの曲は、当時のオルタナティブシーンの盛り上がりを感じさせるものだった。9位にはカイリー・ミノーグがリミックスに参加した「Starstruck」がランクインしており、ダンスミュージックの伝統的な系譜と新しい世代のアーティストが交錯する瞬間も見られた。

こうして振り返ると、2021年6月のこの週は、K-POPの世界的躍進、Z世代アーティストの台頭、そして邦楽シーンの成熟が同時進行していたことがよくわかる。BTSの「Butter」が1位を飾ったこの週のチャートは、パンデミック下でも音楽が国境やジャンルを越えて人々をつなぎ続けていたことを物語る、貴重な記録のひとつと言えるだろう。

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2021年6月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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