TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2020年4月19日放送)

TOKIO HOT 100 2020-04-19 放送回ランキング ランキング

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2020年4月19日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2020年4月19日放送回)。

この週の音楽シーン

2020年4月19日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に立ったのは、東京スカパラダイスオーケストラの「倒れないドミノ」だった。この時期は新型コロナウイルスの感染拡大によって緊急事態宣言が発出され、外出や外での活動が大きく制限されるという、誰にとっても初めての状況が続いていた。ライブハウスやフェス、街を鳴らし続けてきたスカパラの音楽が、そんな中で多くのリスナーの耳に届いたことには、時代性を超えた説得力があったように思う。ホーンセクションを軸にしたスカ・ジャズのアンサンブルは、彼らが長年培ってきたバンドとしての強度そのもので、聴く者を前向きな気分へと引き上げてくれる力を持っていた。タイトルにある「倒れないドミノ」という言葉も、当時の社会状況と重ね合わせて聴いた人が少なくなかったはずだ。

TOP10全体を見渡すと、この週は洋楽・邦楽が入り混じり、ジャンルも実に多彩だった。2位にはレディー・ガガの「STUPID LOVE」がランクインしており、彼女がしばらくぶりに放ったダンスポップのアンセムは、世界的にも新作アルバムへの期待を高めていた時期だった。6位のデュア・リパ「BREAK MY HEART」も同様に、2020年という年を象徴するポップ・ミュージックの潮流を体現する一曲であり、ディスコやファンクの要素を取り入れたサウンドが当時のグローバルなトレンドと共振していたことがうかがえる。

邦楽勢に目を向けると、3位には平井堅とあいみょんが共演した「怪物さん」がランクイン。世代も活動スタイルも異なる二人の組み合わせは話題性も高く、それぞれの持つ個性がぶつかり合うことで生まれる緊張感が魅力の楽曲だった。7位のOfficial髭男dismによる「パラボラ」も見逃せない。彼らはこの前後の時期に爆発的な支持を獲得しており、バンドサウンドとポップなメロディを両立させる作風が、幅広いリスナー層に浸透していたことがこの週のランクインからも感じ取れる。5位のRyu Matsuyama feat. mabanuaによる「BLACKOUT」は、洗練されたグルーヴと空気感を持つ楽曲で、当時のシティポップ/ネオソウル的な感性が支持されていた流れの中に位置づけられる一曲だった。

海外勢では8位にアリシア・キーズの「UNDERDOG」、4位にヘイリー・スタインフェルドの「I LOVE YOU’S」、9位にジ・エイセスの「DAYDREAM」がランクインしており、R&Bやオルタナティブ・ポップなど、ジャンルの垣根を越えた選曲がTOKIO HOT 100らしいバランスの良さを見せている。10位のPearl Centerによる「HUMOR」も含め、国内の新しい才能が海外の強力なヒット曲と並んで存在感を示していた点は、当時のシーンの豊かさを物語っている。

外出が制限される中でも、音楽は変わらずリスナーの生活に寄り添い続けていた。この週のチャートは、社会が大きな変化に直面していた時期にあっても、ジャンルや国籍を問わず良質な音楽が支持を集めていたことを静かに証明している。スカパラの1位という結果は、閉塞感の中にあった当時のリスナーにとって、音楽が持つ前向きな力を再確認させる出来事だったのではないだろうか。

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2020年4月19日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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