TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(1998年1月4日放送)

TOKIO HOT 100 1998-01-04 放送回ランキング ランキング

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1998年1月4日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(1998年1月4日放送回)。

この週の音楽シーン

1998年最初の週を飾ったのは、BABYFACEがERIC CLAPTONをフィーチャーした「CHANGE THE WORLD」だった。もともとは映画のサウンドトラック曲として世に出て、その後グラミー賞でも高く評価された楽曲であり、洋楽ファンだけでなく幅広いリスナーの耳に馴染んでいた一曲だ。BABYFACEといえば、R&Bのソングライター・プロデューサーとして数々のヒットを手がけてきた人物であり、その丁寧なメロディーメイクの手腕がこの曲にもにじみ出ている。そこにERIC CLAPTONのギターと歌声が重なることで、ブラックミュージックとロックの間にある垣根をそっと取り払うような、独特の穏やかさと深みが生まれていた。年明けという時期にこの曲がTOP10の頂点にあったのは、なんとなく象徴的にも思える。新しい一年の始まりに、静かながらも芯のあるメッセージソングが選ばれていたというのは、当時のリスナーの気分を映していたのかもしれない。

この週のチャート全体を眺めると、90年代後半という時代の多様さがよく表れている。2位にはJANET JACKSONの「TOGETHER AGAIN」がランクインしており、ダンサブルなグルーヴと哀愁の同居するこの曲は、当時のクラブシーンやラジオで頻繁に耳にした人も多いはずだ。3位のENYA「ONLY IF」は、幻想的なコーラスワークが持ち味のアーティストらしい一曲で、ヒーリング的な音楽が広く支持されていた時代の空気を感じさせる。5位にはCHUMBAWAMBAの「TUBTHUMPING」がランクインしており、あの印象的なコール&レスポンスは、当時テレビやラジオを通じて世界中に広がった。6位のOASIS「ALL AROUND THE WORLD」は、ブリットポップの熱がまだ冷めやらぬ時代を象徴する存在感だ。

さらに7位にはWILL SMITHの「GETTIN’ JIGGY WIT IT」がランクイン。ヒップホップがポップシーンの主流へと本格的に浸透していく過程を象徴する曲であり、キャッチーで踊れるトラックはこの年のパーティーシーンを彩った。9位のSPICE GIRLSは「SPICE UP YOUR LIFE」で健在ぶりを見せており、ガールズグループブームがまだ勢いを保っていたことがうかがえる。10位のDEEP FORESTは、ワールドミュージックとエレクトロニカを融合させたサウンドで独自の地位を築いていたユニットで、当時のリスナーの耳が多彩なジャンルに開かれていたことを物語っている。

こうして振り返ると、1998年の幕開けを飾ったこの週のTOP10は、R&B、ロック、ダンス、ヒップホップ、ワールドミュージックと、実に多彩な音楽性が並び立っていたことがわかる。ジャンルの境界がまだ緩やかに存在しながらも、それぞれが互いに刺激し合っていた時代だったといえるだろう。BABYFACEとCLAPTONという世代もジャンルも異なる二人が手を組んだ「CHANGE THE WORLD」が1位に輝いていたことは、そんな多様性の時代を象徴する出来事だったのではないだろうか。新しい年の始まりに、穏やかでありながら確かな存在感を放つこの曲が選ばれていたことは、今振り返っても味わい深い巡り合わせに思える。

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1998年1月4日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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