TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(1998年12月13日放送)

TOKIO HOT 100 1998-12-13 放送回ランキング ランキング

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1998年12月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(1998年12月13日放送回)。

この週の音楽シーン

1998年12月13日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはマライア・キャリーとホイットニー・ヒューストンという、当時のディーヴァ・ポップ第一線の二人が声を重ねた「WHEN YOU BELIEVE」でした。アニメーション映画のための一曲として生まれたこの楽曲は、単なるタイアップソングという枠を超えて、二人のスケールの大きな歌唱力がぶつかり合う瞬間が話題を呼び、年末の空気の中でラジオでもよく耳にする存在になっていたことがうかがえます。90年代後半という時代は、まさに女性ボーカリストの圧倒的な歌唱力が音楽シーンを牽引していた時期であり、この曲はその象徴的な一曲として記憶されている方も多いのではないでしょうか。

同じチャート内でホイットニー・ヒューストンは8位に「UNTIL YOU COME BACK」もランクインしており、一人のアーティストが同時に複数の曲でリスナーの支持を集めていたことも、この時代らしい豊かさを物語っています。年末という季節柄、壮大でエモーショナルな楽曲が上位に来やすい傾向も感じられ、当時のリスナーの気分ともマッチしていたのかもしれません。

TOP10全体を眺めると、当時の音楽シーンの多様性がよく見えてきます。2位にはオフスプリングの「PRETTY FLY(FOR A WHITE GUY)」がランクインしており、パンクの精神をポップに落とし込んだユーモラスな一曲が、ディーヴァ系バラードと並んで支持されていたのが面白いところです。3位のジュエルは、シンガーソングライター的な誠実な歌声で多くのリスナーの心をつかんでいた存在で、4位のU2「SWEETEST THING」は、ロックバンドとしての成熟した表現を見せていた時期の楽曲です。

5位には日本から唯一、MISIAの「KEY OF LOVE」がランクイン。デビューして間もない時期でありながら、その圧倒的な歌唱力は海外のディーヴァたちと並んでも全く見劣りしないものであり、日本のR&B/ソウルシーンの新たな才能として注目を集めていたことがこの順位からも伝わってきます。

また7位にはローリン・ヒルの「TO ZION」がランクイン。ヒップホップ、ソウル、R&Bを横断する彼女の表現力は、90年代終盤の音楽シーンにおいて新しい潮流を作り出していた時期であり、このチャートにもその存在感がしっかりと刻まれています。9位のディープ・ディッシュ feat.エヴリシング・バット・ザ・ガールは、当時のクラブミュージックとポップスの接近を感じさせる選曲ですし、10位のボー・カスパーズ・オルケスターはスウェーデン発のポップスとして、ヨーロッパの隠れた良質なサウンドにも耳を傾けていたこの番組らしいセレクトと言えるでしょう。

このようにTOP10を見渡すだけでも、ディーヴァ・ポップ、パンク、ロック、ヒップホップ、日本のR&B、クラブミュージック、北欧ポップと、実に多彩なジャンルが同じ土俵で鳴っていたのが1998年末という時代でした。「WHEN YOU BEUEVE」が1位に立っていたこの週は、まさにその豊かさを象徴する一週間だったのではないでしょうか。

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1998年12月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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