TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2005年11月13日放送)

TOKIO HOT 100 2005-11-13 放送回ランキング ランキング

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2005年11月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2005年11月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2005年11月13日放送の「TOKIO HOT 100」で首位に立ったのは、マドンナの「HUNG UP」だった。この曲はアルバム「Confessions on a Dance Floor」からのリードシングルで、ABBAの名曲のフレーズをサンプリングしたことでも大きな話題を呼んだ一曲。当時マドンナはすでにデビューから20年以上のキャリアを重ねたベテランでありながら、シンセサイザーが刻む四つ打ちのビートとディスコ的な高揚感を前面に押し出し、クラブミュージックのトレンドを鋭敏に取り込んだサウンドで再びシーンの中心に躍り出た。彼女がここまで大胆にダンスフロア回帰を打ち出したことは、90年代からゼロ年代にかけて多様化していたポップミュージックの中で、ダンスミュージックが再評価される流れとも重なっていたように思う。

この週のチャートを見渡すと、洋楽と邦楽が入り混じりながら拮抗している様子がうかがえる。2位には平井堅の「POP STAR」、3位にはデスティニーズ・チャイルドの「STAND UP FOR LOVE」、5位にはスティーヴィー・ワンダーの「FROM THE BOTTOM OF MY HEART」と、世代もジャンルも異なるアーティストたちが並んでいた。デスティニーズ・チャイルドはこの時期、グループとしての活動の集大成的な時期にあり、スティーヴィー・ワンダーのようなソウルミュージックの巨匠が新曲でチャートインしてくること自体、当時のリスナーの音楽的な懐の深さを物語っている。

邦楽勢では東京事変の「修羅場」が4位に入っているのも印象的だ。椎名林檎を中心としたこのバンドは、歌謡曲的な情念とロックのダイナミズムを融合させた独自の世界観で、当時のJ-POPシーンにおいて異彩を放つ存在だった。同じく邦楽では、当時まだ十代だった加藤ミリヤの「ジョウネツ」が6位にランクインしている点も見逃せない。彼女はこの後、R&Bやヒップホップのエッセンスを取り入れた楽曲で若い世代からの支持を広げていくことになるアーティストで、この時期はまさにその足がかりとなる時期だったといえるだろう。

7位のケミストリーによる「ALMOST IN LOVE」、8位の平原綾香「言葉にできない」、9位のくるり「BABY I LOVE YOU」といったラインナップも、当時のJ-POPが持っていた幅の広さを感じさせる。ケミストリーはボーカルグループとして安定した人気を誇り、平原綾香はクラシックとポップスを橋渡しするような独自の歌唱スタイルで支持を集めていた。くるりもまた、ロックバンドでありながらジャンルを軽やかに横断する姿勢で異彩を放っていた。

10位にはサンタナがスティーヴン・タイラーを迎えた「JUST FEEL BETTER」がランクイン。ベテランギタリストが世代の異なるロックシンガーとコラボレーションするという構図も、当時の音楽シーンにおけるジャンルやキャリアを超えたコラボレーションの活性化を象徴しているようだ。こうして振り返ると、この週のTOP10は、ダンスミュージックの復権、ソウルやR&Bの重層的な広がり、そして邦楽の多様な表現が同時代的に共存していた、2005年という年ならではの豊かな音楽的風景を映し出している。

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2005年11月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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