TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2010年10月10日放送)

TOKIO HOT 100 2010-10-10 放送回ランキング ランキング

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2010年10月10日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2010年10月10日放送回)。

この週の音楽シーン

2010年10月10日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週の1位はJUJUが歌う「THERE WILL BE LOVE THERE〜愛のある場所〜」だった。この曲は日本テレビ系ドラマ「ラスト・フレンズ」の主題歌として広く知られており、力強くもしなやかな歌声で「愛のある場所」というシンプルなメッセージを歌い上げる楽曲は、放送当時すでに多くのリスナーに親しまれていた一曲だ。JUJUといえば、ジャズ・ヴォーカルの素養を感じさせる伸びやかな声質と、Jポップのフォーマットに乗せても崩れない表現力が持ち味で、この曲でもサビに向かって感情を積み上げていく歌唱の構成力が際立つ。ドラマ主題歌という枠を超えて、女性シンガーの実力派としての地位を確立していった時期の代表曲のひとつと言えるだろう。

2010年秋という時代背景を眺めると、洋楽勢の存在感も大きい。2位にはMAROON 5「MISERY」、3位にはLINKIN PARK「THE CATALYST」、4位にはBRUNO MARS「JUST THE WAY YOU ARE」、6位にはKATY PERRY「TEENAGE DREAM」がランクインしており、いずれも後にスタンダード化していく楽曲ばかりだ。ブルーノ・マーズはこの年からソロアーティストとしての快進撃を本格化させており、「JUST THE WAY YOU ARE」はその後のシンガーソングライター的な作家性を印象づける一曲となった。リンキン・パークの「THE CATALYST」は、バンドが打ち込みやシンセサウンドを大胆に取り入れたアルバム『A Thousand Suns』からのシングルで、ロックバンドの音像がエレクトロニックな方向へ広がっていく過渡期を象徴していた。

邦楽勢では、5位にBUMP OF CHICKENの「宇宙飛行士への手紙」、7位に平井堅「SING FOREVER」、9位にBONNIE PINK「カイト」が並ぶ。バンプ・オブ・チキンは物語性の強い歌詞世界と繊細なバンドサウンドで固定ファンを持つグループとして、この時期も安定した存在感を放っていた。平井堅は伸びやかな高音とソウルフルな歌唱で長らくシーンの中核にいたシンガーであり、「SING FOREVER」にもそうした持ち味が滲む。ボニー・ピンクの「カイト」は透明感のある声と切なさを含んだメロディーが印象的で、女性シンガーソングライターの層の厚さを感じさせる一曲だ。

10位のUNDERWORLD「ALWAYS LOVED A FILM」は、テクノ・エレクトロニカ的な文脈から支持を集めていたグループの楽曲で、こうしたクラブミュージック寄りの曲がJ-POPや洋楽ヒット曲と並んでTOP10入りしているところに、当時のTOKIO HOT 100の選曲の幅広さがうかがえる。ドラマ主題歌のヒット、洋楽新世代スターの台頭、邦楽実力派の安定感、そしてクラブミュージックの香りが同時に鳴っていたこの週のチャートは、2010年という時代の音楽的な多様性を凝縮したスナップショットとして、今聴き返しても興味深い一枚の地図になっている。

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2010年10月10日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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