TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2012年7月15日放送)

TOKIO HOT 100 2012-07-15 放送回ランキング ランキング

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2012年7月15日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2012年7月15日放送回)。

この週の音楽シーン

2012年7月15日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのは星野源「夢の外へ」だった。ソロアーティストとしての活動を本格化させていた時期にあたり、この曲が持つ軽やかなグルーヴ感と、どこか肩の力の抜けた歌声は、当時のJ-POPシーンの中でも独特の存在感を放っていた。バンド活動やタレント業など多方面での顔を持つ彼が、音楽家としての表現をより深めていく過程にあった時期の楽曲として、今聴き返しても新鮮な発見がある。

2位には安室奈美恵「ONLY YOU」がランクイン。90年代からシーンを牽引し続けてきた彼女が、この時期も第一線でヒットを飛ばし続けていたことを物語る順位だ。3位のMAROON 5 feat. Wiz Khalifa「Payphone」は、この年の世界的なヒット曲のひとつで、ロックバンドとヒップホップアーティストの融合というスタイルが象徴的だった。4位のOwl City and Carly Rae Jepsen「Good Time」も、当時のポップシーンにおける明るくキャッチーなサウンドの潮流を体現する一曲として記憶している人も多いだろう。

5位のLinkin Park「Burn It Down」、6位のThe Offspring「Cruising California (Bumpin’ In My Trunk)」といったロックバンドの楽曲がTOP10に並んでいるのも、この時代のチャートらしい光景だ。ロックとポップス、ヒップホップが分け隔てなく同じランキングに共存していたことが、当時の洋楽シーンの多様性を感じさせる。7位のChris Brown「Don’t Wake Me Up」、10位のJustin Bieber feat. Nicki Minaj「Beauty and a Beat」も含め、R&B・ポップ系のアーティストが層の厚さを見せていた時期でもあった。

邦楽勢では8位にBONNIE PINK「街の名前」、9位にOKAMOTO’Sの「マジメになったら涙が出るぜ」がランクイン。BONNIE PINKは長きにわたり独自の音楽性を貫いてきたシンガーソングライターであり、OKAMOTO’Sは若手バンドとして勢いを増していた時期にあたる。邦楽・洋楽が入り混じり、ジャンルも世代も多様なアーティストが同じチャートの中で肩を並べていたことは、この番組がリスナーに提示していた音楽の幅広さを象徴していると言える。

この週のTOP10を眺めると、星野源というアーティストがソロとしての存在感を確立していく過程と、国内外のポップミュージックが多様なスタイルで共存していた2012年という時代の空気が重なって見えてくる。ロックバンドの骨太なサウンドから、洗練されたポップス、そして日本独自のシンガーソングライターの世界観まで、一つのランキングの中に凝縮されていた点こそ、当時のラジオチャートが持っていた豊かさだったのではないだろうか。

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2012年7月15日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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