TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年7月6日放送)

TOKIO HOT 100 2014-07-06 放送回ランキング ランキング

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2014年7月6日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年7月6日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年7月6日放送分の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのは星野源の「CRAZY CRAZY」だった。この年の星野源は、俳優としてもドラマや映画への出演が相次ぎ、その存在感を音楽と映像の両面で広げていた時期にあたる。「CRAZY CRAZY」は、ファンクやソウルのグルーヴを下敷きにしながら、どこか肩の力の抜けたポップさを持ち合わせた楽曲で、真夏に向かう季節感とも自然に重なる一曲だったと言える。邦楽と洋楽を分け隔てなく並べるこの番組のチャートで、日本人アーティストの曲が首位に立つこと自体が、当時のリスナー層の耳の柔軟さ、あるいは国内シーンの充実ぶりを物語っていたのではないだろうか。

この週のトップ10全体を眺めると、2014年という年の空気が色濃くにじみ出ている。2位にはエド・シーランの「SING」がランクイン。ファレル・ウィリアムスが制作に関わったこの曲は、シンガーソングライターの枠を超えたポップ職人としてのエドの一面を印象づけた。そして7位には、そのファレル自身の「HAPPY」が入っている。映画「怪盗グルーの月泥棒3」の主題歌として世に出たこの曲は、前年から続く息の長いヒットとなり、2014年を象徴するアンセムのひとつとして世界中のラジオやチャートを席巻していた。同じ週にファレルの作曲家としての仕事とアーティストとしての代表曲が同居している点は、当時の洋楽シーンにおける彼の影響力の大きさを改めて感じさせる。

4位のコールドプレイ「A SKY FULL OF STARS」も見逃せない。EDMプロデューサーのアヴィーチーが制作に参加したことで話題となったこの曲は、ロックバンドとダンスミュージックの越境が当たり前になりつつあった時代の潮流を象徴していた。6位にはアリアナ・グランデとイギー・アゼリアによる「PROBLEM」がランクイン。アリアナがディーヴァ然としたポップスターへと本格的に舵を切り始めた時期の楽曲であり、ヒップホップ的なフックを取り入れたこの曲は、翌年以降さらに加速する彼女のキャリアの序章とも言える存在だった。5位のマイケル・ジャクソンの「LOVE NEVER FELT SO GOOD」は、未発表音源をもとに制作された楽曲で、伝説的アーティストの新作が現役世代のヒット曲と同じ土俵で鳴っていたことも、この週のチャートの興味深い点だ。

邦楽勢に目を向ければ、3位のTHE BAWDIESが「COME ON」でロックンロールの熱量を放ち、8位にはAimerが「小さな星のメロディー」で透明感のある歌声を響かせている。ジャンルもテイストも異なる両者が同じトップ10に並ぶことは、当時のTOKIO HOT 100が持っていた懐の広さそのものだった。9位のピットブル feat. ジェニファー・ロペス&クラウディア・レイチのナンバーは、この年ブラジルで開催されたサッカーワールドカップに絡む一曲としても記憶に残る人も多いだろう。10位のリンキン・パークは、ロックバンドが持つ攻撃性とメロディの両立を体現し、多様なジャンルが同居するチャートに緊張感を添えていた。

洋楽の話題作と邦楽のフレッシュな才能が肩を並べたこの週のトップ10は、ジャンルや国境を軽やかに越えていく2014年夏の音楽シーンの縮図だったと言える。星野源の1位という結果は、単なる一週間のスナップショットに留まらず、その後さらに存在感を増していく彼のキャリアを予感させるものでもあった。

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2014年7月6日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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