TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2015年2月22日放送)

TOKIO HOT 100 2015-02-22 放送回ランキング ランキング

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2015年2月22日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2015年2月22日放送回)。

この週の音楽シーン

2015年2月22日放送回の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、トップに立っていたのはSam Smithの「Stay With Me」だった。この曲はもともと2014年に世界的なヒットとなり、グラミー賞でも主要部門を席巻した楽曲として知られているが、日本国内のチャートでも時間差を伴いながらじわじわと支持を広げ、2015年に入ってもなお強い存在感を放っていたことが、このランキングから見て取れる。ゴスペル的な厚みを持つコーラスと、シンプルながら切実な歌声が同居する作りは、当時のポップシーンにおいて「ミニマルなのに感情の振れ幅が大きい」というスタイルの象徴のような存在だった。EDMやクラブサウンドが主流のひとつであった時代の中で、あえて生々しい声の表情を前面に出した楽曲が支持されたのは興味深い現象と言える。

この週のTOP10全体を眺めても、時代の空気がよく表れている。2位には三代目 J SOUL BROTHERSの「EENY, MEENY, MINY, MOE!」がランクインしており、国内男性グループがダンスミュージックの要素を取り込みながら存在感を強めていた時期であることがうかがえる。3位のONE OK ROCKの「Cry Out」は、日本発のロックバンドが国内外を意識したサウンドメイキングへと舵を切っていく過程を象徴する一曲だ。4位には家入レオの「Miss You」が入り、国内シンガーソングライターの叙情性がJ-POPのメインストリームでも支持されていたことが分かる。

洋楽勢では5位にRihanna、Kanye West、Paul McCartneyという世代も背景も異なる三者が名を連ねた「FourFiveSeconds」が入っているのも象徴的だ。ヒップホップ、ロック、R&Bという異なる文脈を持つアーティストたちがアコースティックなアプローチで一曲にまとまるという構図は、ジャンルの垣根が急速に低くなっていた2015年前後の潮流をよく映し出している。8位のMark Ronson feat. Bruno Marsによる「Uptown Funk」も、レトロなファンク・ソウルのグルーヴを現代的に再構築した楽曲として世界的な大ヒットとなっており、この週のランクインはその勢いの持続を裏付けている。

国内アーティストでは6位に大橋トリオの「サリー」、9位にJUJUの「Hold Me, Hold You」がランクインしており、洋楽的なセンスを吸収しながら独自のポップスを築いていた国内シーンの成熟ぶりも感じられる。7位のNe-Yo「Coming With You」、10位のEllie Goulding「Love Me Like You Do」も含め、この週のTOP10は、EDM以降のクラブミュージックの余韻、ソウル/ファンクのリバイバル、そして国内アーティストの多様なアプローチが同居する、非常にバランスの取れたラインナップだったと言える。

あらためて1位の「Stay With Me」に立ち返ると、派手さよりも「歌そのものの強度」で聴かせるタイプの楽曲がチャートの頂点に立っていたことは、2015年前後のポップミュージークが持っていた振れ幅の広さを象徴している。ダンスミュージックの高揚感と、シンプルな歌の説得力が同じチャートの中で共存していた時代として、この週のランキングは今聴き返しても多くの発見がある。

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2015年2月22日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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