TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2012年12月2日放送)

TOKIO HOT 100 2012-12-02 放送回ランキング ランキング

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2012年12月2日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2012年12月2日放送回)。

この週の音楽シーン

2012年12月2日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週の1位はGREEN DAYの「STRAY HEART」だった。当時のGREEN DAYは「¡UNO!」「¡DOS!」「¡TRE!」という三部作アルバムを立て続けに発表するという野心的なプロジェクトの真っ只中にあり、「STRAY HEART」はその一枚に収められたナンバーだった。90年代からポップ・パンクシーンを牽引してきたベテランバンドが、三部作という大掛かりな仕掛けで自分たちの音楽的な引き出しの広さを提示しようとしていた時期であり、この曲もまた王道のロックンロールの高揚感を持ちながら、キャッチーなメロディーラインが耳に残る一曲として多くのリスナーに支持されていたことがうかがえる。

この週のTOP10を眺めると、海外勢と国内勢がバランス良く並んでいるのが印象的だ。2位には星野源の「知らない」がランクイン。ソロアーティストとしての活動を本格化させていた時期の星野源は、俳優業と音楽活動を並行させながら独自の音楽性を築き上げていた頃で、この曲もその後の彼の作家性を予感させるものだったと言える。3位にはRIHANNAとDAVID GUETTAという、当時のエレクトロ・ポップシーンを象徴する組み合わせによる「RIGHT NOW」がランクイン。EDMがポップミュージックの中心的な潮流になりつつあった時代性を色濃く反映している。

4位のONE DIRECTIONは、この年にデビューアルバムで世界的なブレイクを果たしたばかりの英国発ボーイズグループで、「LIVE WHILE WE’RE YOUNG」はまさに彼らの勢いを象徴する一曲だった。10代を中心に熱狂的なファンダムを世界中に広げていった彼らの快進撃は、この時期の音楽シーンにおける大きなトピックの一つだったと言えるだろう。一方で6位にはAEROSMITHの「WHAT COULD HAVE HAVE BEEN LOVE」がランクインしており、ベテランロックバンドが新曲でチャートに顔を出すという点も興味深い。世代を超えたロックの存在感を示していた。

国内勢では5位にandrop「END ROLL」、7位に石崎ひゅーい「ファンタジックレディオ」、9位にクラムボン「ROUGH AND LAUGH」がランクインしており、日本のバンドシーンやシンガーソングライターの層の厚さを感じさせるラインナップとなっている。androp は透明感のあるサウンドスケープで独自の世界観を築いていたバンドであり、石崎ひゅーいはシンガーソングライターとしての瑞々しい感性を発揮していた時期だ。クラムボンは結成から長く活動を続けながらも常に新しい表現を模索し続けているバンドとして、この週も安定した存在感を示している。

10位にはRASMUS FABERとLINUS NORDAによる「WE LAUGH WE DANCE WE CRY」がランクイン。北欧発のクラブ・ジャズやハウスミュージックのセンスを持つ楽曲で、当時のJ-WAVEらしい洗練されたセレクションを感じさせる一曲だった。全体を通して見ると、この週のTOP10はロック、ポップ、エレクトロ、そして日本のシンガーソングライターやバンドサウンドが混在し、ジャンルを横断する多様性が際立っていた。GREEN DAYという骨太なロックナンバーが1位に輝いていたことは、当時のリスナーがジャンルを問わず質の高い音楽を求めていたことの表れとも言えるだろう。

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2012年12月2日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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