TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年1月8日放送)

TOKIO HOT 100 2017-01-08 放送回ランキング ランキング

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2017年1月8日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年1月8日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年1月8日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、新年最初の放送でトップに輝いたのは、ザ・ウィークエンドとダフト・パンクが共演した「I FEEL IT COMING」だった。ザ・ウィークエンドはこの時期、アルバム『スターボーイ』を携えて世界的な人気をさらに広げており、退廃的で妖艶な作風から、よりポップでグルーヴィーな方向へと舵を切っていた時期にあたる。そこにダフト・パンクという、フレンチ・エレクトロを代表する存在が加わることで、楽曲全体に近未来的でありながらどこか懐かしいシンセサウンドが宿っていたのが印象的だ。ロボットの衣装で知られる彼らのプロデュースワークは、2013年の「ゲット・ラッキー」以降も存在感を放ち続けており、この曲でもファルセットを生かしたボーカルと電子音の融合が見事に響いていた。年明けという時期にこの曲が1位に位置していたことは、当時の洋楽シーンがいかにダンスミュージックとポップスの境界を溶かしていたかを象徴しているように思える。

この週のTOP10全体を見渡すと、邦楽・洋楽が入り混じる多彩な顔ぶれが並んでいる。星野源の「恋」は前年に放送されたドラマの主題歌として社会現象的な広がりを見せた曲であり、年をまたいでもなお強い支持を集めていたことがうかがえる。RADWIMPSの「前前前世」も同様に、映画とのタイアップを経て国民的なヒットとなった楽曲であり、邦楽ロックがマスなポピュラリティを獲得した象徴的な存在だった。一方でブルーノ・マーズの「24K マイ」は、ファンクやディスコを現代的に再解釈したサウンドで世界的にヒットしており、洋楽ポップスにおけるレトロ回帰の潮流を体現していた。

邦楽勢では、バックナンバーの「ハッピーエンド」や宇多田ヒカルの「道」など、じっくりと聴かせるバラード・ミッド楽曲が並んでいるのも興味深い。宇多田ヒカルはこの時期、長い充電期間を経て本格的な音楽活動を再開しており、その表現の深化に注目が集まっていた。また、SUCHMOSや[Alexandros]といった、当時の日本のロック・オルタナティブシーンを牽引するバンドがランクインしている点も見逃せない。SUCHMOSはシティポップ的な質感とグルーヴを持ち込み、新しい世代の音楽性を提示していた。さらにザ・ローリング・ストーンズが並ぶことで、ロックの歴史的な厚みと現在進行形の勢いが同じチャートの中で共存していたこともよくわかる。

そして、ぼくのりりっくのぼうよみという名前がここに登場していることも、当時のシーンを語るうえで重要だ。ラップとポップスの境界を越えるような表現で若いリスナーの支持を集めており、日本語ラップがより広いオーディエンスへ届き始めていた時代の空気を伝えている。こうして振り返ると、この週のチャートは、国内外のヒットが等しく並び立ち、ジャンルを越えた音楽的な多様性が花開いていた瞬間を切り取っていたと言えるだろう。

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2017年1月8日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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