TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年5月6日放送)

TOKIO HOT 100 2018-05-06 放送回ランキング ランキング

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2018年5月6日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年5月6日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年5月6日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、カルヴィン・ハリスとデュア・リパによる「ONE KISS」だった。この曲は、スコットランド出身のプロデューサーであるカルヴィン・ハリスが手がけるダンスミュージックの系譜と、当時急速に評価を高めていたデュア・リパのボーカルが交差した一曲として、リリース直後から世界中のクラブやラジオで存在感を放っていた。シンプルながら反復性の高いシンセのフレーズ、ハウスミュージックの骨格を持ちながらもポップスとして完成された構成は、まさに2018年という年のダンスポップの潮流を象徴するものだったと言える。

この時期、カルヴィン・ハリスは自身名義での大型コラボレーションを積極的に展開しており、多彩なボーカリストを迎えたプロジェクト型のアプローチが世界的な支持を集めていた。「ONE KISS」もその延長線上にありながら、よりミニマルでダンスフロア回帰的な音像を打ち出していた点が印象的だ。一方のデュア・リパは、自身のデビューアルバムからのヒットを重ねてブレイクを果たしつつあった時期であり、その伸びやかで芯のある歌声が、カルヴィン・ハリスの作るトラックに新たな生命を吹き込んでいた。

同じTOP10には、あいみょんの「満月の夜なら」がランクインしている。当時のあいみょんは、独自の言葉選びと生活感のある視点で若い世代からの支持を急速に広げていた時期であり、邦楽シンガーソングライターの新しい潮流を体現する存在だった。また、Official髭男dismの「ノーダウト」も名を連ねており、まだ「Official髭男dism」がブレイク前夜にあったこの時期のサウンドは、バンドサウンドとポップメロディの融合という後の躍進を予感させるものだった。

洋楽勢に目を向ければ、アリアナ・グランデの「NO TEARS LEFT TO CRY」がランクインしている点も興味深い。力強いメッセージ性とドラマチックな構成を持つこの楽曲は、彼女のアーティストとしての新たな一面を印象づけるものであり、同時期のポップシーンにおける女性アーティストたちの表現の幅広さを物語っていた。TWICEの「WHAT IS LOVE?」も含め、K-POPが日本のリスナーの間でも自然に受け入れられていく過程がうかがえる並びだ。

宇多田ヒカルの「PLAY A LOVE SONG」がチャートに入っていたことも見逃せない。長きにわたって日本のポップミュージックシーンを牽引してきたアーティストが、この時期も現在進行形で新曲を発表し続けていたことは、世代を超えたリスナーへの影響力の大きさを物語っている。

こうして振り返ると、2018年5月というタイミングは、洋楽ダンスポップの国際的な潮流と、邦楽シンガーソングライターの台頭、そしてK-POPの浸透が同時多発的に交差していた時期だったことがわかる。「ONE KISS」が1位を飾ったこの週のチャートは、ジャンルやオリジンを超えて多様な音楽が並列に並ぶという、当時のリスナーの聴取スタイルの変化そのものを映し出していたと言えるだろう。ラジオという媒体を通じて、こうした多国籍・多ジャンルの音楽が同じ土俵で語られていたことこそ、この時代ならではの豊かさだったのではないだろうか。

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2018年5月6日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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