TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年4月29日放送)

TOKIO HOT 100 2018-04-29 放送回ランキング ランキング

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2018年4月29日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年4月29日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年4月29日放送回のTOKIO HOT 100で首位に立ったのは、カルヴィン・ハリスとデュア・リパが手を組んだ「ONE KISS」だった。カルヴィン・ハリスといえば前年に発表したアルバム『Funk Wav Bounces Vol.1』で多彩なゲストを迎えたダンス・ポップの再構築を試み、フェスからクラブ、そしてラジオのデイタイムまで届く「踊れる万人向けサウンド」の作り手として存在感を強めていた時期。一方のデュア・リパは「New Rules」で一気に世界的ブレイクを果たした新世代のシンガーで、この共演は当時「勢いのあるプロデューサーと勢いのあるボーカリスト」が交わる象徴的な組み合わせとして受け止められていた。ハウス的な四つ打ちのビートに透明感のある歌声を乗せる作りは、まさに2018年前後のUKダンス・ポップのトレンドそのものであり、この曲がTOP10のトップに位置していたことは、その年の空気をよく表している。 同じ週のチャートを見渡すと、洋楽と邦楽、K-POPが違和感なく並んでいるのもこの時代らしい。TWICEの「WHAT IS LOVE?」やSHINeeの「EVERY TIME」がランクインしていることは、日本国内でK-POPが一部ファン層の熱狂にとどまらず、ラジオのメインストリームチャートでも当たり前に扱われる存在になっていたことを物語っている。SHINeeは韓国の男性グループとして長いキャリアを持ち、この時期は映画関連の話題曲としても知られていた楽曲がヒットしており、グループとしての成熟した音楽性がうかがえる。 邦楽勢では、Mrs. GREEN APPLEの「PARTY」やOfficial髭男dismの「ノーダウト」が名を連ねている点も見逃せない。Official髭男dismは後にメジャーシーンで大きなブレイクを果たすバンドだが、この時期はまだそこに至る手前の段階で活動しており、当時からポップスとバンドサウンドを融合させる作家性の高さは十分に感じ取れる楽曲だった。あいみょんの「満月の夜なら」も同様で、彼女がシンガーソングライターとして広く知られるようになる少し前の、瑞々しい表現力が刻まれた一曲として位置づけられる。 映画音楽の存在感も特徴的だ。「THIS IS ME」はミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』からの楽曲で、力強いメッセージ性を持つ歌唱が当時多くのリスナーの心をつかみ、映画公開から時間を経てもなおラジオでの人気が続いていたことがうかがえる。デヴィッド・ゲッタとシーアの「FLAMES」もダンスミュージックとポップスの橋渡し的な一曲で、この週のチャートはEDM的な高揚感を持つ楽曲が複数存在していたことも特徴のひとつだ。 日本のシーンからは、SOIL&PIMP SESSIONSと三浦大知がタッグを組んだ「COMRADE」もランクイン。ジャズバンドとダンス&ボーカルアーティストという異色の組み合わせが生むグルーヴ感は、当時のジャンルを横断する音楽シーンの柔軟さを象徴していたと言えるだろう。 こうして振り返ると、この週のTOP10は洋楽ダンスポップ、K-POP、邦楽ロック、映画音楽、ジャンルレスなコラボレーションが同居する、2018年という時代の音楽シーンの縮図のようなラインナップだった。首位の「ONE KISS」が持つ軽やかで開放的なサウンドは、まさにその多様性を束ねる象徴的な一曲だったのではないだろうか。

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2018年4月29日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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