TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年10月28日放送)

TOKIO HOT 100 2018-10-28 放送回ランキング ランキング

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2018年10月28日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年10月28日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年10月28日放送の「TOKIO HOT 100」で1位を獲得したのは、OFFICIAL髭男DISMの「STAND BY YOU」だった。当時、彼らはメジャーデビューから間もない時期で、バンド名にある通り“ヒゲの男性”たちによる楽曲という珍しいコンセプトが話題になりつつも、それ以上に楽曲そのものの完成度が支持を広げていた。ボーカルの藤原聡が持つ独特の高音域と、ジャズやソウルの語法を取り入れたコード進行、そしてポップスとしての親しみやすさを兼ね備えたサウンドは、当時のJ-POPシーンにおいて新しい風として受け止められていたように思う。「STAND BY YOU」というタイトルが示す“寄り添う”というテーマは、誰かを支えたい、支えられたいという普遍的な感情を丁寧に描いており、この時期の彼らの楽曲群に共通する優しさと力強さの両立が象徴的に表れている一曲だった。

この週のTOP10を見渡すと、邦楽・洋楽が入り混じったバランスの良いラインナップが目を引く。2位には、マーク・ロンソンとディプロによるユニット・SILK CITYがデュア・リパを迎えた「ELECTRICITY」がランクインしており、当時のダンスミュージーク・シーンにおける豪華コラボレーションの潮流を感じさせる。この年はデュア・リパがブレイクを果たし、世界的な存在感を強めていた時期でもあった。5位のアンダーソン・パークとケンドリック・ラマーによる「TINTS」、7位のナイル・ロジャース&シックにクレイグ・デヴィッドとステフロン・ドンが参加した「SOBER」など、ジャンルを越えたクロスオーバーが次々と生まれていたことも、この時代らしい特徴と言える。

邦楽勢では、椎名林檎と宮本浩次による「獣ゆく細道」が3位にランクイン。この異色タッグは大河ドラマの主題歌としても大きな注目を集め、それぞれのソロキャリアで確立した個性がぶつかり合う稀有な楽曲として音楽ファンの間で語られていた。4位のあいみょん「今夜このまま」は、当時急速に支持を広げていた彼女らしい、生活の中の感情を素直な言葉で描く楽曲。6位にはMr.Childrenの「Your Song」がランクインしており、ベテランバンドとしての安定した存在感を示していた。8位の秦基博「花」、9位のレキシ feat. ビッグ門左衛門「GOEMON」といったユニークな企画性を持つ楽曲が並ぶのも、この時期のチャートの多様性を物語っている。

OFFICIAL髭男DISMはこの後、翌年以降さらに大きなブレイクを果たしていくことになるが、この週の1位という記録は、彼らがまさにその出発点に立っていたタイミングを切り取った貴重な瞬間だったと言えるだろう。バンドとしての音楽的な引き出しの多さ、そしてポップスとしての強度を兼ね備えた「STAND BY YOU」が支持されたことは、その後の彼らの飛躍を予感させるものだったのかもしれない。今こうして振り返ると、この週のチャートには邦楽・洋楽問わず、後に大きな存在感を持つことになるアーティストたちが並んでおり、2018年秋という時期がいかに音楽シーンの転換点であったかを感じさせてくれる。

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2018年10月28日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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