TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2021年10月24日放送)

TOKIO HOT 100 2021-10-24 放送回ランキング ランキング

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2021年10月24日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2021年10月24日放送回)。

この週の音楽シーン

2021年10月24日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いていたのはCOLDPLAYとBTSによるコラボレーション曲「MY UNIVERSE」だった。当時、COLDPLAYは世界的なロックバンドとしての地位を確立しながらも、常に新しい表現を模索し続けており、K-POPの頂点に立つBTSとのタッグは、洋楽と韓流という異なる文化圏の音楽ファンを橋渡しする象徴的な出来事として大きな話題を呼んだ。BTSは当時すでに英語詞での楽曲リリースやグラミー賞への挑戦など、グローバル市場でのさらなる飛躍を目指していた時期であり、この一曲はその流れを加速させるものとして位置づけられていたように思う。異なる背景を持つアーティスト同士が一つの楽曲で「宇宙」というスケールの大きなテーマを描き出した点も、コロナ禍で世界が分断されがちだったこの時代において、リスナーの心に響くメッセージ性を持っていたのではないだろうか。

このTOP10全体を見渡すと、洋楽と邦楽が絶妙なバランスで混在している点が興味深い。2位にはKYLIE MINOGUEとYEARS & YEARSのコラボ曲、9位にはADELEの「EASY ON ME」がランクインしており、当時のADELEはアルバム『30』のリリースを控え、世界中が新曲を待ち望んでいた時期でもあった。一方で邦楽勢も存在感を放っている。3位のBE:FIRSTは、デビューして間もない時期でありながら既に大きな注目を集めていたグループで、日本発のボーイズグループとして新しい潮流を生み出しつつあった。10位のKING GNUは、独自のサウンドとポップセンスで邦楽シーンを席巻していたバンドであり、「BOY」もその音楽的な引力を感じさせる一曲だった。

また、KIKI VIVI LILYやNENASHI、NIKO NIKO TAN TANといったアーティストたちの名前も並んでおり、当時のシティポップやオルタナティブR&B的な感性が日本の若手アーティストたちの間で確実に根付いていたことがうかがえる。BLACKSTARKIDSのようなインディー・オルタナ系の海外アクトがランクインしていることも、TOKIO HOT 100というチャートが単なるメインストリームの人気投票ではなく、多様な音楽性を持つ楽曲を丁寧にすくい上げていたことの証左だろう。

2021年秋という時期は、コロナ禍からの緩やかな回復期であり、音楽シーンにおいても新しい表現やコラボレーションが次々と生まれていた季節だった。COLDPLAYとBTSという組み合わせが1位に立ったこの週は、まさにそうした「境界を越える音楽」が求められていた時代の空気を色濃く反映していたと言える。今改めてこのチャートを眺めると、洋楽・邦楽、メジャー・インディーの垣根を越えて多様な楽曲が共存していたこの瞬間の豊かさに、あらためて気づかされる。

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2021年10月24日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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