TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年1月6日放送)

TOKIO HOT 100 2019-01-06 放送回ランキング ランキング

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2019年1月6日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年1月6日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年最初の週となる1月6日の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、星野源の「POP VIRUS」だった。前年11月にリリースされたアルバム『POP VIRUS』の表題曲であり、新しい年の始まりにふさわしい、祝祭感と実験精神が同居した一曲だったことを覚えている人も多いだろう。ファンク、ソウル、そして日本の歌謡曲的な旋律感覚を独自のセンスでブレンドする星野源の作家性が、この曲でもいかんなく発揮されていた。タイトルの「ウイルス」というモチーフに、音楽やポップカルチャーが人から人へ伝染していくことへの肯定的な視線を込めていたのも印象的で、当時のインタビューなどでもそうした作品全体のコンセプトが語られていたのを思い出す。

2位には映画『アリー/ スター誕生』から生まれた「SHALLOW」がランクイン。レディー・ガガとブラッドリー・クーパーが劇中で歌い上げたこの曲は、日本でも公開されたばかりの映画の話題性と共に一気に浸透し、翌年のアカデミー賞主題歌賞受賞へとつながっていく助走期にあった。3位のトロ・イ・モイ「FREELANCE」は、チャズ・ベアーが手掛けるチルウェイヴ/ファンクの延長線上にある一曲で、この頃のインディー・ダンスミュージークの気分をよく捉えていた。4位のTHE CHARM PARKは、日本語と英語を自在に往来するソングライティングで独自の存在感を放っていたアーティストで、「IMPERFECTION」もその特徴が生きた楽曲だった。

5位には、アリアナ・グランデの「thank u, next」。同名アルバムの表題曲であり、私生活での大きな出来事を経て、それを乗り越えていく強さと軽やかさを同時に表現した歌詞世界が世界中で共感を呼び、まさにこの時期のポップスシーンを象徴する存在だった。6位にはMrs. GREEN APPLEの「僕のこと」がランクインしており、バンドとしての瑞々しいメロディセンスが日本のリスナーに広く支持されていたことがうかがえる。7位のThe 1975は、80年代的なサウンドプロダクションと現代的な感覚を融合させたバンドとして、当時すでに独自のポジションを築いていた。

8位には米津玄師の「Lemon」。2018年を象徴するモンスターヒットであり、この週になってもなおTOP10に残り続けていたことは、この曲がいかに広く長く聴かれていたかを物語っている。9位の三浦大知「Blizzard」は、彼のダンス・パフォーマンスと歌唱力が凝縮された楽曲で、冬という季節にもマッチしたエッジの効いたトラックだった。10位のアヴァ・マックス「Sweet but Psycho」は、当時世界的にヒットしていたシンセポップ・チューンで、キャッチーなフックが耳に残る一曲としてグローバルにブレイクしていた。

このように2019年最初のTOP10を見渡すと、邦楽・洋楽、メジャー・インディーが違和感なく並び立ち、ジャンルの垣根が薄れつつあった時代の空気を感じ取ることができる。星野源というアーティストがその年明けの1位に立っていたことは、日本のポップミュージックが持つ多様性と実験性を象徴する出来事だったと言えるだろう。

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2019年1月6日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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