TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年7月7日放送)

TOKIO HOT 100 2019-07-07 放送回ランキング ランキング

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2019年7月7日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年7月7日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年7月7日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、サカナクションの「忘れられないの」だった。梅雨明け間近のこの時期、都会的でありながらどこか郷愁を感じさせるサウンドが、夏の始まりを予感させるタイミングにぴたりと重なっていたのを思い出す。サカナクションはバンドサウンドとエレクトロニックな質感を融合させることに長年こだわってきたグループで、この曲でもその探究心が存分に発揮されていた。山口一郎の書く歌詞やメロディには独特の浮遊感があり、聴くたびに新しい発見があるタイプの音楽だ。ライブでの再現力にも定評があり、フェスシーンでも重宝される存在だったことも付け加えておきたい。

このTOP10を眺めると、2019年夏という時代の空気が濃く漂っている。2位にはテイラー・スウィフトの「YOU NEED TO CALM DOWN」がランクインしており、当時のポップミュージック界における彼女の存在感の大きさがよくわかる。同時期には自己表現や多様性をテーマにしたメッセージ性の強い作品が世界的に増えており、この曲もそうした潮流の中にあった。3位のケイティ・ペリー「NEVER REALLY OVER」も含め、洋楽ポップの女性アーティストたちがしなやかに時代を映していた頃だ。

5位にはショーン・メンデスとカミラ・カベロによる「SENORITA」が入っている。この曲は夏を象徴するコラボレーションソングとして世界中でヒットし、二人の関係性への注目も含めてポップカルチャー全体を賑わせていた記憶がある。ラテン的なリズムアプローチが心地よく、まさにサマーアンセムと呼ぶにふさわしい一曲だった。

邦楽勢に目を向けると、4位に竹内アンナの「20 -TWENTY-」がランクインしている点も興味深い。若い世代のシンガーソングライターが自身の年齢や心情をそのままタイトルに落とし込む素直さは、当時のJ-POPシーンにおける「自分の言葉で語る」流れを感じさせる。8位にはスピッツの「優しいあの子」がランクイン。長年に渡って多くの世代に愛されてきたバンドが、この時期にもチャートの中で存在感を示していたのは、彼らの音楽が持つ普遍性の証だろう。

7位のアヴィーチーによる「HEAVEN」も見逃せない。前年に若くして世を去ったアヴィーチーの楽曲が、その後もチャートに登場し続けていたことは、彼の音楽が単なるダンスミュージックの流行を超えて、多くのリスナーの心に根付いていたことを物語っている。9位のエド・シーラン feat. カリードの「BEAUTIFUL PEOPLE」も含め、この週のTOP10はジャンルも国籍も様々な音楽が並び、当時のグローバルな音楽消費のあり方を映し出していたように思う。

こうして振り返ると、この週のチャートはJ-POPと洋楽ポップスが自然に共存し、それぞれのアーティストが自分の表現を貫いていた様子が見えてくる。サカナクションの「忘れられないの」が1位に立っていたこの週は、まさに音楽的多様性が花開いていた瞬間のひとつだったと言えるだろう。

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2019年7月7日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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