TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年8月11日放送)

TOKIO HOT 100 2019-08-11 放送回ランキング ランキング

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2019年8月11日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年8月11日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年8月11日放送分の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、TOP10の頂点に輝いていたのはあいみょんの「真夏の夜の匂いがする」だった。この年のあいみょんはすでに数々のヒット曲でお茶の間から音楽好きのリスナーまで幅広い層の耳を掴んでおり、この曲もまた、真夏の夜特有の湿度や気だるさ、そしてどこか切ない恋の匂いを描き出す歌声で、多くのリスナーの共感を呼んだ。彼女の楽曲の魅力は、日常の何気ない情景を切り取りながらも、そこに普遍的な感情の機微を織り込む筆致にあり、この曲もまさにその代表格と言えるだろう。真夏という季節性を強く感じさせるタイトルと世界観は、ラジオで流れることでリスナーの夏の記憶と結びつき、より一層印象深いものになっていたはずだ。

2位には、後に紅白出場や国民的バンドへと駆け上がっていくOfficial髭男dismの「宿命」がランクイン。彼らの音楽的な力量の高さと、藤原聡のパワフルかつ繊細な歌声が広く認知され始めていた時期であり、この年はまさにブレイクの入口だったと言える。3位にはイギリスのシンガーソングライター、SHURAの楽曲がランクインしており、洋楽リスナーの耳の早さを感じさせる選曲だ。海外のインディーポップ/R&B的な感性が、邦楽ヒットと同じ土俵で語られるのがTOKIO HOT 100らしい特徴でもある。

4位のRADWIMPSは「天気の子」の主題歌群の一つであり、この夏は新海誠監督の新作アニメーション映画が大きな話題となっていた時期でもある。野田洋次郎の紡ぐ言葉と旋律が、映画という枠を超えて音楽シーンそのものを動かしていたことがうかがえる。5位にはショーン・メンデスとカミラ・カベロによる「Señorita」。世界的にヒットしていたこの曲は、二人の恋愛関係が話題となったこともあり、洋楽ヒットチャートの象徴的な一曲として日本のリスナーにも浸透していた。

6位のKing Gnuは「飛行艇」がランクイン。井口理と常田大希という二人のボーカルを軸にした唯一無二のサウンドが、ジャンルの垣根を越えて支持を集めていた時期であり、この後の音楽シーンを大きく塗り替えていく存在感がすでに滲み出ていた。7位のKygoとホイットニー・ヒューストンによる「Higher Love」は、往年の名曲を現代的なダンスサウンドで再構築した一曲で、世代を超えたリスナーに響く仕上がりだった。8位のHAIMや9位のサム・スミスもまた、当時の洋楽シーンの充実ぶりを物語るラインナップだ。

そして10位には、東京スカパラダイスオーケストラとMr.Childrenの桜井和寿がタッグを組んだ「リボン」。ジャンルを超えたコラボレーションの妙が光る一曲であり、邦楽シーンの懐の深さを感じさせる存在だった。こうして振り返ると、この週のTOP10は邦楽・洋楽、ロック・ポップス・ダンスミュージークが渾然一体となった、実に豊かなラインナップだったことがわかる。あいみょんを筆頭に、次代を担うアーティストたちの息吹が確かに刻まれた、2019年の夏を象徴する一週間だったと言えるだろう。

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2019年8月11日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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