TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2019年8月4日放送)

TOKIO HOT 100 2019-08-04 放送回ランキング ランキング

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2019年8月4日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2019年8月4日放送回)。

この週の音楽シーン

2019年8月4日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、あいみょんの「真夏の夜の匂いがする」だった。この年のあいみょんは、すでに数々のヒット曲でお茶の間から音楽好きまで幅広い層に浸透しており、夏の夜の空気感を切り取ったこの曲もまた、彼女ならではの言葉選びとメロディセンスが光る一曲として多くのリスナーの心を掴んでいた。令和に改元されたばかりのこの夏、街中やラジオから自然と流れてくる彼女の声は、まさにその季節の象徴のような存在感を放っていたと言える。

チャート全体を見渡すと、この週は洋楽と邦楽がバランスよく並ぶ興味深い顔ぶれとなっている。2位にはテイラー・スウィフトの「YOU NEED TO CALM DOWN」がランクイン。当時のテイラーはアルバム『Lover』のリリースを控え、メッセージ性の強いこの楽曲でポップアイコンとしての新たな一面を見せていた時期だった。3位のシューラ、5位のエド・シーラン feat. カリード、9位のショーン・メンデス&カミラ・カベロといった名前からも、この年の洋楽シーンがいかに豊作だったかがうかがえる。

特筆すべきは6位のビリー・アイリッシュ with ジャスティン・ビーバーによる「BAD GUY」だろう。当時十代だったビリーが打ち出した、既存のポップスとは一線を画すダークでミニマルなサウンドは、この年の音楽シーンに新しい風を吹き込んだ象徴的な存在だった。7位のサム・スミスも含め、この週のTOP10は既存のポップスの枠を広げようとする挑戦的な楽曲が多く並んでいたことが見て取れる。

邦楽勢では、4位にRADWIMPSの「愛にできることはまだあるかい」がランクイン。映画『天気の子』の主題歌として、新海誠監督作品とのタッグで再び大きな話題を呼んでいた時期の楽曲だ。バンドとしての表現力とポップスとしての普遍性を兼ね備えたこの曲は、映画の世界観と共に多くの人の記憶に刻まれた。8位のOfficial髭男dismの「宿命」も見逃せない。この年、彼らは「Pretender」などのヒットで一気に全国区の知名度を獲得しており、バンドとしての勢いがそのままチャートにも表れていた時期だった。10位にはWONKの「ORANGE MUG」がランクイン。国内のブラックミュージック/シティポップ的な文脈を汲むバンドが、こうした大手ラジオのチャートに顔を出すこと自体が、当時の日本の音楽シーンの懐の深さを物語っていたと言えるだろう。

この週のTOP10を振り返ると、あいみょんという圧倒的な存在感を放つシンガーソングライターを軸に、洋楽の最先端トレンドと邦楽バンドシーンの充実が同居していたことがわかる。ジャンルやルーツの異なる楽曲が違和感なく並ぶこの多様性こそ、当時のTOKIO HOT 100が体現していたリスナー層の広さであり、令和という新しい時代の始まりに相応しい音楽的な豊かさだったのではないだろうか。今聴き返しても、それぞれの楽曲が持つ個性と完成度の高さに、あらためて驚かされる週である。

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2019年8月4日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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