TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2020年6月28日放送)

TOKIO HOT 100 2020-06-28 放送回ランキング ランキング

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2020年6月28日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2020年6月28日放送回)。

この週の音楽シーン

2020年6月28日放送回のTOP10を振り返ると、まず目を引くのは1位に輝いた「RAIN ON ME」だ。レディー・ガガとアリアナ・グランデという、2010年代以降のポップシーンを代表する二人の共演は、それだけで大きな話題を呼んだ。ダンスミュージックの高揚感とアリーナ級のスケール感を持ちながらも、歌詞やタイトルに滲む「雨」のモチーフが、当時の世界的な状況と重なって聴こえたリスナーも多かったはずだ。二人のボーカルが競い合うのではなく、互いを高め合うように絡み合うアレンジは、まさにこの曲の聴きどころと言えるだろう。

2020年前半という時期は、世界中で生活様式が大きく変化し、音楽の届け方や聴かれ方そのものが揺さぶられた時期でもあった。ライブやフェスが軒並み延期・中止となるなかで、配信やSNSを通じて音楽が拡散していく流れが一段と強まった。そうした状況下で、明るくエネルギッシュなダンスチューンが1位に立ったことは、リスナーが求めていた高揚感や解放感を象徴しているようにも感じられる。

TOP10全体を見渡すと、洋楽と邦楽がバランスよく並んでいるのもこの週の特徴だ。2位にはあいみょんの「裸の心」がランクインしており、等身大の言葉選びとメロディで幅広い世代に支持される彼女らしい存在感を放っている。9位には藤井風の「キリがないから」が入っており、独自のフィーリングと個性的な歌唱スタイルで、当時急速に注目を集めていた新世代アーティストの勢いを感じさせる。

洋楽勢では、3位の「LEARN TO FLY」がサーフェイシズとエルトン・ジョンという世代を超えた組み合わせで、爽やかでポジティブなメッセージ性を持つ楽曲として支持を集めていた。5位のジェイコブ・コリアーを中心とした「ALL I NEED」は、コーラスワークやハーモニーの実験性が際立ち、音楽的な探究心を感じさせる一曲だ。6位のシーアによる「TOGETHER」、7位のレノン・ステラとチャーリー・プースによる「SUMMER FEELINGS」は、どちらも夏らしい開放感を漂わせており、6月末という季節感ともリンクしていた。

邦楽勢ではさらに、8位にWONKの「ROLLIN’」がランクインしており、洗練されたシティポップ/ソウル的な質感が耳を惹く。10位にはm-floとchelmicoによる「RUN AWAYS」が入っており、世代を超えたコラボレーションとしての面白さがある。ヒップホップ的なグルーヴとポップなフックが融合したこの曲は、当時の邦楽シーンにおけるジャンル横断的な動きを象徴していたとも言えるだろう。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、世界的なポップスターの共演から邦楽の新旧世代まで、実に多彩な顔ぶれが揃っていたことがわかる。1位の「RAIN ON ME」が放つ大らかなエネルギーを軸に、多様な音楽性が並走していたこの一週間は、変化の渦中にあった2020年という年ならではの、音楽の力強さを感じさせるラインナップだったのではないだろうか。

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2020年6月28日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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