TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2021年10月3日放送)

TOKIO HOT 100 2021-10-03 放送回ランキング ランキング

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2021年10月3日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2021年10月3日放送回)。

この週の音楽シーン

2021年10月3日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、OSLO IBRAHIMの「BABY DON’T LET ME GO」だった。当時、国内外を問わずリスナーの耳を捉えていたのは、既存のジャンルの枠に収まらない、しなやかで越境的な音づくりを持つアーティストたちであり、OSLO IBRAHIMもまたそうした空気感を体現する存在として支持を集めていたことがうかがえる。都会的な質感とパーソナルな温度感を同居させたサウンドは、深夜から早朝にかけての時間帯にふさわしい、程よい没入感を聴き手に与えてくれるものだった。

この週のTOP10を見渡すと、実に多国籍かつ多様なポップスが並んでいるのが印象的だ。2位にはCOLDPLAYとBTSがタッグを組んだ「MY UNIVERSA」ではなく「MY UNIVERSE」がランクイン。グローバルなロックバンドとK-POPを代表するグループの共作は、当時の音楽シーンにおける国境や言語の垣根がますます低くなっていたことを象徴する一曲だったと言えるだろう。同じくK-POPからは8位にLISAのソロ曲「LALISA」もランクインしており、K-POPアーティストのソロ活動がグローバルな注目を浴びていた時期であったことも読み取れる。

邦楽勢の顔ぶれも実に豪華だ。3位には藤井 風の「燃えよ」。独自の脱力感とソウルフルな歌唱、そして岡山弁を交えた飾らない言葉選びで、既にこの時期から唯一無二の存在感を放っていたシンガーソングライターである。7位にはaikoの「食べた愛」がランクイン。デビューから長い年月を経てなお、恋愛の機微を生活感のある言葉で綴る作風は色褪せることなく、幅広い世代のリスナーに愛され続けていたことがわかる。10位には桑田佳祐の「SOULコブラツイスト~魂の悶絶」。ベテランならではの遊び心とグルーヴ感あふれるナンバーで、世代を超えて楽しめる普遍的な魅力を持つ楽曲だった。

そのほか、4位のED SHEERANによる「SHIVERS」は、ダンサブルなビートとポップなメロディが印象的で、シンガーソングライターとしての枠を超えた進化を感じさせる一曲。5位のANDERSON .PAAKによる「FIRE IN THE SKY」は、ヒップホップ・ソウル・ファンクを横断する彼らしいグルーヴが光っていた。6位のBUTAJI「FREE ME」、9位のTENDREとSIRUPによる「ENDLESS」は、国内のシティポップ〜ネオソウル的な潮流を汲むアーティストたちが着実に評価を高めていたことを物語っている。

こうして振り返ると、この週のチャートはジャンルも国籍も世代も飛び越えた多様性そのものであり、当時のリスナーが求めていたのは特定のスタイルへの偏りではなく、良質な音楽をフラットに楽しむ姿勢だったのではないかと感じさせられる。OSLO IBRAHIMの1位獲得は、そうした時代の空気を象徴する出来事のひとつとして記憶されるべきものだろう。

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2021年10月3日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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