TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年12月11日放送)

TOKIO HOT 100 2022-12-11 放送回ランキング ランキング

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2022年12月11日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年12月11日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年12月11日放送回のTOP10を振り返ると、1位に輝いたのはテイラー・スウィフトの「ANTI-HERO」だった。この曲を含むアルバム『Midnights』は同年10月にリリースされ、世界中のチャートを席巻した作品として記憶している人も多いだろう。「ANTI-HERO」は自己を見つめ直すような内省的な歌詞世界と、シンセを基調にしたミッドテンポのサウンドが特徴で、彼女のキャリアの中でも新しい表情を見せた楽曲として話題を集めた。2022年という一年は、テイラー・スウィフトというアーティストの存在感が改めて世界的に証明された年であり、その象徴的な一曲がこの週の日本のラジオチャートでも頂点に立っていたことは、当時の音楽シーンのグローバルな連動性を物語っている。

2位にはOfficial髭男dismの「Subtitle」がランクイン。同年放送のドラマ主題歌として広く知られた楽曲で、バンドとしての表現力の幅広さを感じさせるバラード調の作品だった。国内チャートにおいても安定した支持を集めており、洋楽の大型ヒットと肩を並べる存在感を示していた点が興味深い。3位のBIALYSTOCKS「Upon You」、6位の由薫「NO STARS」、8位のKing Gnu「Stardom」といった顔ぶれからは、当時の日本の音楽シーンにおいてバンドやシンガーソングライターが多様なサウンドアプローチで支持を広げていたことがうかがえる。

一方で4位のYears & Years「100% Pure Love」、5位のBenny Sings「The World」といった楽曲は、ポップスやシティポップ的な洗練された質感を持つ洋楽勢として並んでおり、当時のグローバルなポップシーンの気分を伝えている。7位のMirage Collectiveによる「Mirage」は、複数のアーティストが参加するコラボレーション企画的な性格を持つ楽曲であり、こうした形態の楽曲がチャート上位に入ってくること自体、当時のポップミュージックの制作スタイルの多様化を象徴していたと言えるだろう。

9位にはJUNG KOOKの「Dreamers」がランクイン。同年開催されたサッカーワールドカップのオフィシャルサウンドトラック関連楽曲として世界的に注目を集めた一曲で、K-POPのソロアーティストが国際的なスポーツイベントと結びつきながらグローバルなヒットチャートに食い込んでいく流れを象徴する存在だった。10位のYaffle feat. Ceasetone「Alone」は、国内の気鋭プロデューサーとボーカリストが手掛けた楽曲で、丁寧に作り込まれたサウンドプロダクションが際立つ一曲として、当時のリスナーの耳の肥え方を反映していたようにも思える。

こうして見渡すと、この週のTOP10は世界的なポップスターの新曲を筆頭に、日本の人気バンド、K-POPアーティスト、そして国内外の新しい感性を持つクリエイターたちが混在する、非常にバランスの取れたラインナップだったことがわかる。テイラー・スウィフトという一人のアーティストが持つ影響力の大きさと、それに並走するように多様な音楽性が同居していたこの週のチャートは、2022年末という時期の音楽シーンの豊かさを凝縮したスナップショットとして、今振り返っても興味深いものがある。

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2022年12月11日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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