TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年12月25日放送)

TOKIO HOT 100 2022-12-25 放送回ランキング ランキング

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2022年12月25日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年12月25日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年12月25日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、この週の頂点に立ったのはさらさ「太陽が昇るまで」だった。クリスマスという特別な一日にチャートの1位を飾ったのが、大型プロモーションを背負ったメジャーの大御所ではなく、じわじわとリスナーの支持を積み上げてきたアーティストの楽曲だったという事実は、当時の音楽シーンの空気をよく物語っている。ストリーミングとSNSでの口コミが可視化されるようになったこの時期、ラジオのチャートも従来の「セールス」だけでは測れない熱量を反映するようになっていた。夜という時間帯や、日付が変わっていく感覚を大切に描くような曲が年末という節目に選ばれたことは、一年を締めくくる気分ともどこか重なっていたのではないだろうか。

2位にはテイラー・スウィフトの「ANTI-HERO」が入っている。アルバム「Midnights」からのこの楽曲は、2022年を通じて世界的に語られた一曲で、自己を見つめ直すようなパーソナルな視点が多くのリスナーの共感を呼んだ。日本のチャートでも上位に定着していたことがうかがえ、洋楽と邦楽が同じテーブルの上で自然に並ぶ「TOKIO HOT 100」らしい構成が際立つ週だったと言える。3位のOfficial髭男dismによる「Subtitle」は、テレビドラマ主題歌としても広く知られた楽曲で、バンドサウンドとポップなメロディの融合が幅広い層に届いていた時期だ。4位のSKY-HIは「Happy Boss Day」というタイトルからもうかがえるユーモアと軽やかさを持ちつつ、ヒップホップシーンにおける存在感を示していた。

5位から10位にかけての並びも興味深い。PNAUとトロイ・シヴァンによる「You Know What I Need」は、ダンスミュージックとポップスの橋渡し的な一曲で、年末という開放的な気分にもよく合う。MIRAGE COLLECTIVEやSUPERORGANISMといった名前は、当時のインディー/オルタナティブなシーンの多様さを感じさせるし、8位のアリシア・キーズ「December Back 2 June」はまさにこの時期らしい、冬の情感を込めたR&Bバラードとしてクリスマス週にふさわしい存在感を放っていた。そして10位に宇多田ヒカルの「First Love (2022 Mix)」がランクインしているのも見逃せない。1999年のデビュー曲がリミックスという形で再びチャートに姿を現すのは、J-POPの名曲がいかに長く聴かれ続けているかを示す象徴的な出来事だった。

こうして見渡すと、この週のTOP10は新旧・国内海外・メジャーとインディーが入り混じった、まさに2022年末という時代の縮図のようなラインナップだったと言える。さらさの「太陽が昇るまで」が頂点に立ったことは、大きな話題性よりも楽曲そのものの持つ静かな強度が支持された結果であり、年の終わりにふさわしい落ち着きと余韻を残す選曲だったのではないだろうか。当時をリアルタイムで聴いていたリスナーにとっても、この週のチャートは一年の音楽体験を振り返る小さな年表のような役割を果たしていたはずだ。

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2022年12月25日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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