2024年1月7日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。
本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2024年1月7日放送回)。
この週の音楽シーン
2024年1月7日放送の「TOKIO HOT 100」で1位を飾ったのは、JUNG KOOKとUSHERによる「STANDING NEXT TO YOU (USHER REMIX)」だった。BTSのメンバーとしてグローバルな人気を築いてきたJUNG KOOKが、単独でのソロ活動を本格化させていた時期にあたる楽曲であり、そこにR&Bシーンの重鎮であるUSHERが客演として参加したリミックスという組み合わせは、世代とジャンルを横断するコラボレーションとして注目を集めた。USHERといえば2000年代のR&Bやポップスの潮流を作り上げてきたレジェンドであり、ダンスとボーカルを兼ね備えたパフォーマーとしての存在感は今も色褪せない。そのUSHERが、K-POPを代表するアーティストの一人であるJUNG KOOKの楽曲に加わることで、楽曲全体に一層の厚みとグルーヴが加わっている点が聴きどころだ。ダンサブルなビートに乗せたボーカルの掛け合いは、K-POPとアメリカのR&B/ポップスという二つの音楽的文脈が自然に融合した瞬間を切り取っているとも言える。
この週のTOP10を眺めると、国内外の多様なアーティストが並んでいることが分かる。2位にはDUA LIPAの「HOUDINI」がランクインしており、UKポップシーンを牽引する彼女らしいエレクトロ感覚とダンスミュージックのエッセンスが光る一曲だ。4位にはPHARRELL WILLIAMS、RAUW ALEJANDRO、SWAE LEEという顔ぶれによる「AIRPLANE TICKETS」がランクイン。プロデューサーとしても名高いPHARRELLの美意識と、レゲトンやヒップホップの要素が交差するグローバルな感覚が反映された選曲と言えるだろう。9位のTATE MCRAEも、当時勢いを増していたZ世代ポップスターの代表格として存在感を放っていた。
一方で国内アーティストの層の厚さもこの週のチャートの特徴だ。3位のOFFICIAL髭男DISM「SOULSOUP」は、バンドサウンドとメロディメイカーとしての力量を存分に発揮した楽曲であり、日本のロック/ポップスシーンを牽引する存在としての貫禄を感じさせる。7位には藤井 風の「花」がランクイン。独自の音楽性と歌声で国内外から評価を集めてきた彼らしい、しっとりとした余韻を残す楽曲だ。8位のXG「WINTER WITHOUT YOU」は、日本発ながらグローバル市場を強く意識したガールズグループとして注目されていた彼女たちの存在感を物語っている。10位には星野 源の「光の跡」がランクイン。安定した支持を得ているアーティストとして、この時期も変わらず存在感を放っていたことがうかがえる。5位のFURUI RIHO「LOA」や6位のNULBARICH feat. LEO UCHIDA(KROI)「DISCO PRANK」も、国内シーンの多様性を象徴するラインナップだ。
2024年という年の幕開けにあたるこの回のチャートは、K-POPとアメリカのR&B/ポップスの融合、UKやグローバルなポップシーンの潮流、そして日本国内のバンドサウンドやシンガーソングライターの多様な表現が同時に並んでいた点で興味深い。1位のJUNG KOOKとUSHERのコラボレーションは、まさにそうした国境を越えた音楽の交流を象徴する存在として記憶されるべき一曲だろう。
2024年1月7日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)
- 1位 STANDING NEXT TO YOU (USHER REMIX) — JUNG KOOK, USHER ▶ YouTube Music / Spotify / 🛒 Amazonで探す / 🛒 楽天で探す
- 2位 HOUDINI — DUA LIPA ▶ YouTube Music / Spotify / 🛒 Amazonで探す / 🛒 楽天で探す
- 3位 SOULSOUP — OFFICIAL髭男DISM ▶ YouTube Music / Spotify / 🛒 Amazonで探す / 🛒 楽天で探す
- 4位 AIRPLANE TICKETS — PHARRELL WILLIAMS, RAUW ALEJANDRO, & SWAE LEE ▶ YouTube Music / Spotify / 🛒 Amazonで探す / 🛒 楽天で探す
- 5位 LOA — FURUI RIHO ▶ YouTube Music / Spotify / 🛒 Amazonで探す / 🛒 楽天で探す
- 6位 DISCO PRANK — NULBARICH FEAT. LEO UCHIDA (KROI) ▶ YouTube Music / Spotify / 🛒 Amazonで探す / 🛒 楽天で探す
- 7位 花 — 藤井 風 ▶ YouTube Music / Spotify / 🛒 Amazonで探す / 🛒 楽天で探す
- 8位 WINTER WITHOUT YOU — XG ▶ YouTube Music / Spotify / 🛒 Amazonで探す / 🛒 楽天で探す
- 9位 GREEDY — TATE MCRAE ▶ YouTube Music / Spotify / 🛒 Amazonで探す / 🛒 楽天で探す
- 10位 光の跡 — 星野 源 ▶ YouTube Music / Spotify / 🛒 Amazonで探す / 🛒 楽天で探す


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