TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2025年1月12日放送)

TOKIO HOT 100 2025-01-12 放送回ランキング ランキング

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2025年1月12日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2025年1月12日放送回)。

この週の音楽シーン

2025年1月12日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、ROSEとブルーノ・マーズによる「APT.」だった。BLACKPINKのメンバーであるROSEと、ポップスの職人肌シンガーとして世界的な信頼を得ているブルーノ・マーズという組み合わせは、発表された瞬間から大きな話題を呼んだ楽曲であり、年をまたいでもその勢いが衰えていないことをこの週のチャートは物語っている。韓国の飲み会文化に由来するというモチーフを軽やかなポップソングに落とし込んだ作りは、言語の壁を感じさせないキャッチーさを持ち、K-POPと欧米ポップスの垣根がいよいよ形骸化しつつある時代を象徴する一曲と言えるだろう。ソロアーティストとしてのROSEの存在感と、ブルーノ・マーズの安定したメロディセンスが掛け合わさることで、ダンスミュージックとしての機能性とポップスとしての親しみやすさを両立させている点が、この曲最大の聴きどころだ。

興味深いのは、同じ週の7位にROSEのソロ曲「TOXIC TILL THE END」もランクインしている点である。1位と7位に同一アーティストの楽曲が並ぶという編成は、当時の彼女に対するリスナーの関心の高さをそのまま反映しているようで、コラボレーションとソロワークという二つの顔を同時に楽しめる贅沢な週だったとも言える。

一方で日本の音楽シーンに目を向けると、2位にはサザンオールスターズの「桜、ひらり」がランクイン。年明けの1月というタイミングでありながら、すでに春を思わせるタイトルの楽曲が上位に位置しているのは、季節を先取りする感覚を持つリスナー層の存在を感じさせる。3位のMrs. GREEN APPLEによる「ライラック」も同様に、花にちなんだタイトルを持つ楽曲であり、冬の只中にあってどこか次の季節への予感を漂わせるラインナップになっていた点は興味深い。

新人・若手勢の存在感も見逃せない。4位の古井里穂「TOMORROW」や8位の友成空「ACTOR」は、これからの飛躍が期待される作り手たちの楽曲として、当時のリスナーに新鮮な印象を残したはずだ。また5位にはカナダ出身のシンガーソングライター、サヤ・グレイの「SHELL(OF A MAN)」がランクインしており、インディー由来の実験的な音楽性が日本のメインストリームのチャートにも自然に溶け込んでいたことは、当時のリスニング環境の多様さを物語っている。6位のROOMIESによる「LIKE THIS BEFORE」も含め、国内外を問わず新しい才能が並列に評価される土壌があったことがうかがえる。

9位の藤井風「満ちてゆく」は、独自の音楽性で国内外から支持を集め続けていたアーティストらしい一曲であり、静かな説得力を持つ楽曲として異彩を放っていた。そして10位には、LE SSERAFIMが日本語詞で歌う「CRAZY(JAPANESE VER.)」がランクイン。K-POPグループが日本市場向けに自国語バージョンを制作し浸透させていく流れは、この時期のポップシーンにおける定着した戦略の一つであり、リスナーにとっても違和感なく受け入れられていたことが、ランクインという結果からも見て取れる。

こうして振り返ると、この週のTOP10は国籍やジャンルの境界を軽々と越えたラインナップであり、K-POP、洋楽、J-POP、そしてインディー由来のアーティストまでもが同じ土俵で並んでいたことがわかる。1位の「APT.」はまさにその象徴であり、ポップミュージックが国境を意識させずに聴かれる時代の空気を、この一枚のチャートが的確に切り取っていたと言えるだろう。

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2025年1月12日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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