TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年12月24日放送)

TOKIO HOT 100 2017-12-24 放送回ランキング ランキング

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2017年12月24日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年12月24日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年12月24日、クリスマスイブという特別な一日に放送された「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、NULBARICHの「IN YOUR POCKET」だった。この年、NULBARICHはJ.Kが中心となるバンドとして、洋楽的な洗練とR&B・ソウルの質感を日本のポップスに持ち込む存在として注目を集めていた。「IN YOUR POCKET」もまた、都会的で肩の力が抜けたグルーヴと、英語詞を軸にした歌い回しが印象的な一曲で、当時のシティポップ的な再評価の流れとも呼応しながら、日本のオーディエンスに新しい洋楽的感覚を提示していたように思う。クリスマスイブの夜に、こうした洗練されたサウンドが首位に立っていたことは、この番組が単なる流行の追随ではなく、時代の空気を切り取るセレクションを大切にしていたことを物語っている。

TOP10全体を眺めると、この週は邦楽・洋楽が入り混じり、ジャンルも多彩だった。2位には椎名林檎の「人生は夢だらけ」がランクイン。独自の世界観と日本語の美意識を貫く彼女の存在は、この時期も変わらず音楽シーンに強い個性を放っていた。3位のSUMIKA「いいのに」は、バンドサウンドの瑞々しさが光る楽曲で、当時の邦楽ロックシーンの若い勢いを感じさせる。

洋楽勢も充実していた。4位にはエド・シーランとビヨンセによる「PERFECT」がランクイン。エド・シーランはこの年『÷(Divide)』で世界的な成功を収めており、ビヨンセとのデュエットは楽曲に新たな深みを加えていた。7位にはSiaの「Santa’s Coming For Us」がクリスマスシーズンらしくラインナップに入り、9位にはU2の「Get Out Of Your Own Way」がロックの重厚さを添えていた。

邦楽では5位に宇多田ヒカルの「あなた」、6位に安室奈美恵の「HOPE」が並んでいる点も、この時代を象徴している。安室奈美恵はこの翌年に引退を発表することになる時期であり、「HOPE」はまさにアリーナツアーのテーマ曲として多くのファンの心に残った楽曲だ。宇多田ヒカルもまた復帰後の充実期にあり、二人の存在感がチャートに刻まれているのは感慨深い。

8位には三代目 J SOUL BROTHERSの「J.S.B. HAPPINESS」がランクインし、EXILE TRIBEが牽引するダンス&ボーカルグループの勢いも健在だったことがわかる。10位のBECK × DAOKOによる「UP ALL NIGHT」は、海外アーティストと日本の若手クリエイターのコラボレーションという意味でも興味深い組み合わせで、当時進んでいた国境を越えたコラボレーションの潮流を感じさせるものだった。

こうして振り返ると、この週のTOP10は邦楽と洋楽、ベテランと新鋭、バンドサウンドとR&B/ヒップホップ的感覚が絶妙に共存しており、2017年末という時代の音楽的多様性を凝縮したような顔ぶれだったと言える。クリスマスイブの夜にNULBARICHが1位を飾ったことは、当時の音楽シーンが持っていた洗練とグローバルな感覚を象徴する出来事として、今なお印象深く記憶に残る。

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2017年12月24日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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