TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年8月13日放送)

TOKIO HOT 100 2017-08-13 放送回ランキング ランキング

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2017年8月13日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年8月13日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年8月13日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、カルヴィン・ハリスが手がけた「FEELS」。ファレル・ウィリアムス、ケイティ・ペリー、ビッグ・ショーンという豪華な顔ぶれをフィーチャーしたこの曲は、EDMの大型プロデューサーとして知られたカルヴィン・ハリスが、ソウルやディスコ、ファンクのグルーヴへと大きく舵を切った時期の代表曲のひとつだった。ハウスの四つ打ちで踊らせるのではなく、太陽の下で肩の力を抜いて聴けるようなレイドバックした質感が印象的で、当時のポップシーンにおける「夏の開放感」を象徴するトラックとして支持を集めていた。ファレルの伸びやかなファルセット、ケイティ・ペリーの伸びやかな歌声、ビッグ・ショーンのラップが渾然一体となり、ジャンルの境界を軽やかに越えていくサウンドは、EDM一辺倒だった数年前とは明らかに異なる空気を放っていた。

この週のTOP10を見渡すと、洋楽・邦楽問わず多彩なアーティストが並んでいるのも特徴的だ。2位には桑田佳祐の「若い広場」がランクイン。ソロアーティストとしても円熟味を増していた桑田佳祐が、独自のポップセンスで存在感を放っていた。3位のOKAMOTO’S「90’S TOKYO BOYS」は、日本のロックンロールシーンを牽引するバンドらしい、都会的でノスタルジックな感覚をタイトルからも感じさせる一曲。4位のUVERWORLD「DECIDED」は、力強いバンドサウンドとメッセージ性の強い歌詞世界で根強い支持を得ていたロックバンドの一面を示している。5位にはイギリスの気鋭シンガー、チャーリーXCXの「BOYS」がランクインしており、当時のポップフィールドにおける彼女のユニークなポジションを物語っていた。

6位のPKCZ(R)feat.三代目 J Soul Brothers「X-RAY」は、EXILE TRIBE周辺のクリエイティブ集団が手がける実験的なサウンドプロダクションとして注目されていた楽曲。7位には星野源の「FAMILY SONG」がランクイン。ドラマ主題歌としても広く親しまれ、独特のグルーヴ感とポップなメロディで幅広い層に支持された星野源らしい一曲だ。8位のジャック・ジョンソンは、アコースティックでオーガニックなサウンドスケープを長年貫いてきたアーティストで、他のトラックとは一線を画す穏やかな存在感を放っていた。9位には宇多田ヒカルの「FOREVERMORE」。活動再開後、成熟した表現力でリスナーを唸らせていた時期の楽曲として記憶している人も多いだろう。

そして10位には、この年最大級のグローバルヒットとなった「デスパシート」のリミックスがランクイン。ルイス・フォンシとダディー・ヤンキーによるラテンポップの金字塔に、ジャスティン・ビーバーが参加したことで爆発的な広がりを見せ、世界中のチャートを席巻していた。この曲がTOP10に食い込んでいること自体、2017年夏という時代の空気を色濃く反映している。

こうして振り返ると、この週のTOP10はEDM由来のポップから邦楽ロック、ラテンポップ、シンガーソングライターまで実に幅広いジャンルが混在しており、当時のリスナーがいかに多様な音楽を並行して楽しんでいたかが伝わってくる。1位の「FEELS」が体現していた開放的で肩の力の抜けたムードは、まさにこの夏という季節と分かちがたく結びついていたと言えるだろう。

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2017年8月13日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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