TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2017年7月2日放送)

TOKIO HOT 100 2017-07-02 放送回ランキング ランキング

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2017年7月2日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2017年7月2日放送回)。

この週の音楽シーン

2017年7月2日放送分の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、首位に立っていたのはKATY PERRYがMIGOSを迎えた「BON APPETIT」だった。当時のケイティ・ペリーはアルバム『Witness』を携えたタイミングで、それまでのカラフルでポップな作風から一歩踏み出し、トラップ的なビートやヒップホップ勢とのコラボレーションを積極的に取り入れていた時期にあたる。MIGOSはこの年、「Bad and Boujee」の大ヒットでメインストリームでの存在感を一気に高めており、その勢いのままポップフィールドの大物と組む座組み自体が、当時のアメリカの音楽シーンにおけるヒップホップとポップの境界の溶け合いを象徴していたと言える。

2位には、フレンチ・エレクトロの雄DAVID GUETTAがJUSTIN BIEBERをフィーチャーした「2U」がランクイン。GUETTAは長年ダンスミュージックのメインストリーム化を牽引してきた存在で、この曲でも軽やかなトロピカルハウス的な質感を打ち出していた。4位のCALVIN HARRISによる「FEELS」もPHARRELL WILLIAMS、KATY PERRY、BIG SEANという豪華な顔ぶれを揃えており、この週のTOP10だけを見ても、2017年前後のUSポップシーンがいかに「一曲に複数のスターを集める」フィーチャリング文化に支配されていたかがよくわかる。

一方、国内勢では平井堅の「ノンフィクション」が3位に食い込んでいる。ドラマ主題歌としても親しまれたこの曲は、彼らしい繊細な歌唱と普遍的なメロディで、洋楽主体のこのチャートの中でも独自の存在感を放っていた。6位の秦基博「GIRL」も、シンガーソングライターとしての実直な歌声が印象的で、当時のJ-POPが持っていた「歌そのものの強さ」を伝えてくれる一曲だ。8位にはALFRED BEACH SANDAL + STUTSの「HORIZON」もランクインしており、バンドサウンドとビートミュージックが交差する、当時の国内インディー~クラブシーン周辺の新しい潮流も見て取れる。

洋楽側に目を向けると、RADIOHEADが7位に「I PROMISE」で登場しているのも興味深い。この曲はアルバム『OK Computer』のリイシュー企画のなかで日の目を見た旧曲であり、90年代の遺産が2017年という時代に再び聴き直される流れがあったことを物語る。9位のLIAM GALLAGHERによる「WALL OF GLASS」もまた、OASIS解散後のブリットポップ再評価の機運を感じさせる一曲だった。そして10位のDJ KHALED feat. RIHANNA & BRYSON TILLER「WILD THOUGHTS」は、SANTANAの名曲をサンプリングしたトロピカルな一曲として、この年の夏を代表するヒットのひとつになっていく。

こうして並べてみると、この週のTOP10はUSメインストリームのフィーチャリング全盛期、ロックの遺産の再発見、そして日本の歌もの文化が同じ土俵で共存していた、2017年ならではのバランス感覚を映し出している。KATY PERRYの首位獲得は、その中でもポップスとヒップホップの融合という時代の潮流を最も端的に体現していたと言えるだろう。

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2017年7月2日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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