TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2022年2月27日放送)

TOKIO HOT 100 2022-02-27 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2022年2月27日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2022年2月27日放送回)。

この週の音楽シーン

2022年2月27日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはBE:FIRSTの「BRAVE GENERATION」だった。前年秋にデビューオーディション「THE FIRST」を経て彗星のように現れたグループが、デビュー曲でこの週の頂点に立っていたという事実は、当時の音楽シーンの熱量をそのまま物語っている。グローバルスタンダードを意識したダンスミュージックの質感と、日本語詞ならではのメッセージ性を融合させたサウンドは、K-POPが確立してきた「一体感のあるパフォーマンス集団」という文脈を踏まえつつ、それを日本発のグループがどう更新するかという挑戦そのものだった。SNS上での振付動画の拡散やライブパフォーマンスの評判も後押しし、単なる新人デビュー曲以上の存在感を放っていたことが、このチャート順位からもうかがえる。

2位には宇多田ヒカルの「BADモード」がランクインしている。同名アルバムを携えたこの時期の宇多田は、コロナ禍という特殊な状況下での制作を経て、内省的でありながらどこか開放感のあるサウンドを鳴らしていた。ベテランでありながら常に音像を更新し続ける姿勢が、新世代のBE:FIRSTと並んでTOP2を占めていたのは象徴的な光景だったと言える。3位の米津玄師「POP SONG」は、実験的なビートとポップの快楽性を両立させた楽曲で、米津自身がこの時期に見せていた「ポップとは何か」を問い直すような作家性がよく表れていた。

海外勢に目を向けると、4位にはThe Chainsmokersの「High」、6位にはCharli XCXとRina Sawayamaが共作した「Beg For You」が入っている。Rina Sawayamaは日本出身でイギリスを拠点に活動するアーティストとして、この時期国際的な評価を高めており、海外ポップシーンと日本のリスナーとの接続点になっていた楽曲だ。8位のDisclosure and Zeddによる「You’ve Got To Let Go If You Want To Be Free」は、ダンスミュージックのベテラン同士のコラボレーションとして注目された一曲で、パンデミック下で失われたダンスフロアの感覚を呼び起こすような開放的なグルーヴが印象的だった。5位のArlo Parksや10位のAlfie Templemanといった、当時のUKの若手インディー・ベッドルームポップ勢がTOP10に名を連ねていたのも、この時期のグローバルな音楽潮流を反映している。彼らはSNSやストリーミングを通じて国境を越えて聴かれるようになった世代であり、こうした国際色豊かなラインアップは「TOKIO HOT 100」らしい編成だった。

9位のYOASOBI「ミスター」は、小説を音楽化するというユニークなコンセプトを掲げる彼らならではの一曲で、Vaundyや米津玄師と並んで「小説的な物語性を持つJ-POP」という潮流を作っていた時期でもある。全体を眺めると、この週のTOP10は国内の新旧世代とグローバルなポップ・ダンスミュージックのトレンドが同時に鳴っていた、まさに過渡期を映す一枚のスナップショットだったと言えるだろう。BE:FIRSTの1位獲得は、その後の国内ポップシーンの潮流を先取りする出来事として、今振り返っても大きな意味を持っている。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2022年2月27日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

次の週(2022年3月6日) »

ワイヤレスでも高音質で[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました