TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2016年6月26日放送)

TOKIO HOT 100 2016-06-26 放送回ランキング ランキング

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2016年6月26日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2016年6月26日放送回)。

この週の音楽シーン

2016年6月26日放送回のTOP10で首位に輝いたのは、ジャスティン・ティンバーレイクの「CAN’T STOP THE FEELING!」だった。この曲はアニメーション映画『トロールズ』の主題歌として書き下ろされた一曲で、NSYNC時代から数えて20年近いキャリアを持つ彼が、あえてシンプルでポジティブなダンスポップに振り切った点が印象的だった。『FutureSex/LoveSounds』や『The 20/20 Experience』で見せてきた実験的でセクシーなR&B路線とは一線を画し、誰もが口ずさめるサビとファンク由来の跳ねるリズムで、まさに「夏の入り口」にふさわしい多幸感を放っていた曲だ。

2位にはレッド・ホット・チリ・ペッパーズの「DARK NECESSITIES」がランクイン。アルバム『The Getaway』からのシングルで、デンジャー・マウスをプロデューサーに迎えたことで、バンドの持ち味であるファンクとロックの融合に新しい艶とレイヤーが加わっていた時期だ。3位のレディオヘッドは「BURN THE WITCH」で登場。ストリングスを大胆に使ったアレンジと、ストップモーションによる不穏なミュージックビデオが話題となり、『A Moon Shaped Pool』を象徴する一曲として多くのリスナーに衝撃を与えた。ロック名門バンド勢が同時にチャート上位に並ぶこと自体、当時のTOKIO HOT 100の懐の深さを物語っている。

4位のアリアナ・グランデ「INTO YOU」は、アルバム『Dangerous Woman』からの一曲で、彼女がティーンアイドル的なイメージから大人の女性シンガーへと脱皮していく過程を象徴する楽曲だった。エレクトロなビートに乗せた伸びやかな歌声は、この時期のポップシーンの成熟を感じさせる。5位にはEXILE TRIBEがベルギー出身のDJデュオ、Dimitri Vegas & Like Mikeとタッグを組んだ「HIGHER GROUND」がランクイン。日本発のグループが海外のEDMシーンと直接つながっていく国際的な動きが加速していた時代背景がよく表れている。

邦楽勢では、6位に水曜日のカンパネラの「ツチノコ」。コムアイの独特な語り口とトラックメイカー・ケンモチヒデフミによる奇想天外なサウンドメイキングは、この頃すでに唯一無二の存在感を放っていた。7位の雨のパレードはギターロックの新しい可能性を感じさせるバンドとして注目を集めていた時期で、「IN YOUR SENSE」にもその浮遊感のあるサウンドスケープが表れている。8位の藤原さくらは「SOUP」で、シンガーソングライターとしての柔らかな存在感を発揮。9位にはベックの「WOW」がランクイン。『Morning Phase』で静謐な音楽性を見せた後、再びリズミカルで実験的な方向へと舵を切った時期の一曲だ。

そして10位には、SUCHMOSの「MINT」。後にバンドの代名詞となる「STAY TUNE」がブレイクする少し前のタイミングで、すでにこの曲にはシティポップ的な洗練とグルーヴが息づいていた。国内外のロック、ポップ、EDM、そして邦楽の新世代が入り混じるこの週のTOP10は、2016年という年がジャンルの垣根を越えて音楽が行き来していた時代であったことを如実に物語っている。ジャスティン・ティンバーレイクの底抜けに明るい一曲が首位に立ったのも、そんな多様な音楽地図の中で、誰もが待ち望んでいたシンプルな高揚感を体現していたからなのかもしれない。

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2016年6月26日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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