TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2015年11月8日放送)

TOKIO HOT 100 2015-11-08 放送回ランキング ランキング

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2015年11月8日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2015年11月8日放送回)。

この週の音楽シーン

2015年11月8日放送回のTOP10を振り返ると、1位に輝いたのはサカナクション「新宝島」だった。この曲は当時、テレビアニメ「バクマン。」の主題歌として起用されていたこともあり、幅広い層に浸透していた印象が強い。サカナクションといえば、バンドサウンドとダンスミュージック的な音像を大胆に融合させる作家性で知られる存在で、フロントマンである山口一郎の作るメロディは、耳に残るポップさと同時に、どこか奇妙で中毒性のあるグルーヴを併せ持っていた。「新宝島」もまさにその路線上にある楽曲で、跳ねるようなリズムと親しみやすいサビが同居し、ロックバンドの枠に収まらない存在感を放っていたことを思い出す。この時期のサカナクションは、フェスシーンでも主役級の扱いを受けることが増え、邦楽ロックとクラブミュージックの橋渡し役として独自のポジションを確立していた頃だと言える。

この週のTOP10全体を眺めると、実に多彩な顔ぶれが並んでいる。2位のPerfumeは「STAR TRAIN」で、中田ヤスタカプロデュースならではの近未来的なシンセサウンドを聴かせ、テクノポップという枠組みをさらに更新し続けていた時期だ。3位にはYEN TOWN BANDの「アイノネ」がランクイン。Cocco始め90年代の空気を知るリスナーにとっては懐かしさすら覚える存在で、UAとしても知られる存在感のあるボーカルが健在ぶりを示していた。4位にはジャネット・ジャクソンがミッシー・エリオットを迎えた「BURNitUP!」がランクインしており、海外ではベテラン勢の復活も話題になっていた時期であったことがうかがえる。

5位の星野源「WEEK END」は、まさにこの頃から「恋」以前の助走期として、ポップスターへの階段を着実に上っていた時期の楽曲だ。6位にはレキシが阿波の踊り子をフィーチャーした「SHIKIBU」がランクイン、和のモチーフをポップスに落とし込むユーモアと実験精神は、この時期の邦楽シーンにおいて独自の存在感を放っていた。7位にはNe-Yoの「FRIEND LIKE ME」、8位にはペンタトニックスの「Can’t Sleep Love」がランクインしており、アカペラユニットが世界的にブレイクしていた当時のポップシーンの多様さを物語っている。9位には斉藤和義「シンデレラ」、そして10位にはアデルの「Hello」がランクイン。「Hello」はこの後、世界的な大ヒットへと駆け上がっていく序盤の一曲であり、この週にはすでにその存在感の萌芽を確認できる。

こうして並べてみると、邦楽ロック、テクノポップ、90年代オルタナ、海外R&B、アカペラ、そして次世代ポップスターの助走期の楽曲までが一堂に会しており、2015年秋という時代の音楽的な豊かさと多様性を実感できるチャートだったと言えるだろう。1位の「新宝島」が持つ独特の高揚感は、まさにこの多様性の中心に位置する象徴的な一曲だったのではないだろうか。

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2015年11月8日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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