TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2015年5月24日放送)

TOKIO HOT 100 2015-05-24 放送回ランキング ランキング

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2015年5月24日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2015年5月24日放送回)。

この週の音楽シーン

2015年5月24日の「TOKIO HOT 100」を眺めると、この週のTOP10は邦楽ロックの気概と、海外シーンの新旧が交差する不思議な均衡の上に成り立っていたことがわかる。そのてっぺんに立ったのが、星野源の「SUN」だった。当時の星野源は、俳優としてドラマや映画に引っ張りだこになりながら、音楽家としても着実に独自のポジションを築きつつあった時期で、まさに「二刀流」という言葉がしっくりくる活動をしていた。ドラマ主題歌としてお茶の間にも浸透しつつあった「SUN」は、ファンクやソウルのグルーヴを大胆に取り入れながらも、どこか懐かしさと親しみやすさを両立させたポップスであり、聴く者の身体を自然と揺らす仕掛けに満ちている。派手な高揚感だけでなく、日常のちょっとした光を見つけるような温度感が、この曲最大の魅力だったのではないか。 2位にはKANA-BOONの「なんでもねだり」がランクイン。疾走感のあるギターロックは、当時の若いバンドリスナー層を確実に掴んでいた証だろう。4位のCHATMONCHYや5位のサンボマスターも顔を揃えており、日本のロックバンドが依然としてラジオチャートの中核を担っていたことが見て取れる。特にサンボマスターの「可能性」は、彼らならではの熱いメッセージ性を感じさせる一曲で、バンドサウンドの厚みが際立つ。 一方で洋楽勢も存在感を放っていた。3位にはTHE CHEMICAL BROTHERSの「GO」がランクイン。ベテランのダンスミュージック・デュオが、この時期もなお第一線でクリエイティブな挑戦を続けていたことを物語る。8位のBLURの「LONESOME STREET」も同様に、90年代から活躍する英国バンドが健在ぶりを見せていた点が興味深い。こうした「往年の名手たちの新曲」が邦楽の新鋭たちと並んでチャートインしているのが、このラジオ番組らしい選曲の幅の広さだったと言える。 6位のWIZ KHALIFA feat. CHARLIE PUTHによる「SEE YOU AGAIN」は、当時世界的な大ヒットとなっていた楽曲で、映画とのタイアップも相まって幅広い層に届いていた。10位のTAYLOR SWIFT「STYLE」も同様に、アメリカのメインストリーム・ポップシーンの勢いを象徴する存在だった。テイラー・スウィフトはこの時期、ポップスターとしての地位を確固たるものにしつつあり、洗練されたサウンドプロダクションが際立っていた。 7位には藤巻亮太の「旅立ちの日」、9位には秦基博の「水彩の月」と、日本のシンガーソングライターたちの楽曲も並ぶ。バンド出身のソロアーティストとして独自の道を歩み始めていた藤巻亮太、繊細な歌声で聴かせる秦基博と、それぞれ異なるアプローチながら、丁寧な音楽づくりが感じられる楽曲だ。 こうして振り返ると、この週のTOP10は邦楽・洋楽、ロック・ポップス・ダンスミュージックといったジャンルの垣根を越えて、多様な音楽性が共存していたことがよくわかる。その頂点に星野源の「SUN」があったという事実は、彼が単なるヒットメーカーではなく、時代の空気を捉えながら独自の音楽的探求を続けていたことの証left明だったのではないだろうか。

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2015年5月24日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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