TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2011年12月25日放送)

TOKIO HOT 100 2011-12-25 放送回ランキング ランキング

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2011年12月25日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2011年12月25日放送回)。

この週の音楽シーン

2011年12月25日、クリスマス当日に放送された「TOKIO HOT 100」のトップに輝いたのは、エイミー・ワインハウスの「OUR DAY WILL COME」だった。この年の7月、27歳という若さでこの世を去った彼女の名前が、年の瀬のチャート最上位に置かれていたという事実は、当時のリスナーにとって特別な意味を持っていたはずだ。ルビー&ロマンティックスによるオールディーズの名曲を独自の解釈で歌い上げたこの楽曲は、彼女が遺したカタログの奥深さを改めて示すものであり、単なる追悼を超えて「歌そのものの強さ」を伝える一曲として多くの支持を集めた。ジャズやモータウン、ソウルミュージックへの深い愛情を自身のスタイルに昇華させてきたワインハウスにとって、この曲はキャリアの原点とも言えるルーツを感じさせるものであり、2011年という年の終わりにこの曲が1位に選ばれたことは、多くの音楽ファンにとって一年を締めくくるにふさわしい出来事だったのではないだろうか。

この週のTOP10を見渡すと、2011年という年の音楽シーンの多様さが浮かび上がってくる。2位にはスウェーデン出身のマイア・ヒラサワによる「THE GIFT」がランクインしており、北欧ポップスならではの透明感のあるサウンドがクリスマスシーズンの空気によく馴染んでいた。3位にはPerfumeの「スパイス」が入り、テクノポップの最前線を走り続ける彼女たちの存在感は健在だった。4位のJUJUによる「LULLABY OF BIRDLAND」は、ジャズスタンダードを自身の色に染め上げるボーカリストとしての実力を感じさせる一曲であり、こうしたジャズやスタンダードナンバーへのアプローチが同時期のチャートに複数見られるのも興味深い点だ。

海外勢では、リアーナがカルヴィン・ハリスをフィーチャーした「WE FOUND LOVE」が6位にランクイン。EDMがポップスの主流へと浸透していく過渡期を象徴する楽曲であり、この後の数年でダンスミュージックがチャートを席巻していく流れの萌芽をここに見ることができる。10位にはマイケル・ブーブレの定番曲「ALL I WANT FOR CHRISTMAS IS YOU」ならぬクリスマスソングがランクインしており、放送日がまさにクリスマス当日であったことを象徴的に物語っている。

国内勢では、AIの「ハピネス」やCrystal Kayの「SUPERMAN」、赤西仁がジェイソン・デルーロを迎えた「TEST DRIVE」など、R&Bやソウルの要素を持つ楽曲が並び、さらに斉藤和義の「やさしくなりたい」がロックンロールの温かみを添えている。ジャンルを超えた楽曲群が同じチャートに共存していたこの時代は、ラジオが持つ選曲の自由度と幅広さを象徴していたと言えるだろう。

この週のチャートを振り返ると、エイミー・ワインハウスというひとりのシンガーの喪失と、その音楽が持ち続ける力強さが、2011年という年を締めくくるにふさわしい形で刻まれていたことがわかる。時代を超えて愛される歌の存在が、クリスマスという特別な日の1位という場所に置かれていたことは、決して偶然ではなく、多くのリスナーの想いが重なった結果だったのではないだろうか。

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2011年12月25日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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