TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2014年4月27日放送)

TOKIO HOT 100 2014-04-27 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2014年4月27日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2014年4月27日放送回)。

この週の音楽シーン

2014年4月27日放送の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、スウェーデン出身の3人組、DIRTY LOOPSによる「HIT ME」だった。ベース、ドラム、キーボード&ヴォーカルという編成でありながら、ジャンルの垣根を軽々と越える超絶技巧の演奏と、ポップスとしての親しみやすさを両立させたサウンドは、当時のリスナーに新鮮な衝撃を与えた。YouTubeでのカバー動画から火が付き、腕利きのミュージシャンたちの間で「とんでもないバンドがいる」と話題になっていた彼らが、満を持して放ったオリジナル曲がこの「HIT ME」であり、そのグルーヴ感とテクニックの高さは、この週のTOP10の中でも異彩を放つ存在だったと言える。

2位には平井堅と安室奈美恵という、日本のポップス・R&Bシーンを代表する二人がフィーチャリングで組んだ「グロテスク」がランクイン。それぞれ独自の音楽性を確立してきたアーティスト同士の共演は、ファンにとって特別な意味を持つ出来事だった。3位の「LET IT GO」は、この年の春に日本で大ヒットしていた映画「アナと雪の女王」の主題歌であり、アイドナ・メンゼルの伸びやかな歌声が劇場を飛び出してラジオのチャートにも浸透していたことがうかがえる。映画公開からしばらく経ってもなお存在感を放っていたこの曲は、まさに2014年春を象徴する一曲だったと言えるだろう。

邦楽勢に目を向けると、4位の星野源「桜の森」、6位のゲスの極み乙女。「パラレルスペック」、7位のSEKAI NO OWARI「炎と森のカーニバル」、9位のクリープハイプ「寝癖」といった顔ぶれが並び、当時の日本のバンドシーンの多様性と勢いを感じさせる。ゲスの極み乙女。はこの頃、独特の変拍子とポップさを併せ持つ楽曲で急速に注目を集めていた時期であり、SEKAI NO OWARIもまた壮大な世界観を持つ楽曲で幅広い層から支持されていた。クリープハイプの飾らない歌声と歌詞世界も、この時代の邦楽ロックシーンに独自の存在感を放っていた。

洋楽に目を移せば、5位のファレル・ウィリアムス「HAPPY」も見逃せない。映画「怪盗グルーの月泥棒3」のサウンドトラックとして生まれたこの曲は、シンプルながら中毒性のあるメロディとポジティブなムードで、この年世界中を席巻していた。8位にはプリンスがゾーイ・デシャネルと共演した「FALLINLOVE2NITE」がランクイン。ベテランでありながら常に新しい試みを続けていたプリンスの柔軟さが表れた楽曲だった。そして10位のKISHI BASHIによる「THE BALLAD OF MR. STEAK」は、日系アメリカ人アーティストならではの繊細な感性とインディーフォークの美意識が光る一曲であり、TOP10の中でひときわ個性的な立ち位置を占めていた。

このように振り返ってみると、2014年4月27日のTOP10は、超絶技巧のインストゥルメンタルポップから、日本を代表するアーティスト同士のコラボレーション、世界的なアニメーション映画の主題歌、そして日本の若手バンドシーンの躍動までが一堂に会した、実に多彩な一週間だったことがわかる。ジャンルも国籍も世代も異なる楽曲が並び立つこの並びこそ、当時のTOKIO HOT 100が体現していた「垣根のない音楽の楽しみ方」を象徴していたのではないだろうか。DIRTY LOOPSの1位獲得は、そうした多様性の中でも特に耳の肥えたリスナーたちの心を掴んだ証と言えるだろう。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2014年4月27日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

いい音で聴くなら[PR]

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました