TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2013年9月15日放送)

TOKIO HOT 100 2013-09-15 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2013年9月15日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2013年9月15日放送回)。

この週の音楽シーン

2013年9月15日の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、レディー・ガガの「APPLAUSE」だった。3rdアルバム「ARTPOP」に先駆けて放たれたこの曲は、タイトルの通り「拍手喝采」をテーマに据え、パフォーマーとしての自身の存在意義を高らかに歌い上げるアンセムだ。デビュー期の奇抜なビジュアルで世界を驚かせたガガが、ここでは「見られること」「評価されること」そのものを主題にメタ的な自己言及を行っている点が興味深く、ポップスターとしての一段階成熟した表現に聴こえる。折しも同時期にはケイティ・ペリーの「ROAR」も存在感を放っており、両者はどちらも「自己肯定」「叫び」をテーマにした楽曲として並び称され、当時の洋楽シーンにおける女性アーティストの自己表現の強さを象徴する対比としてよく語られていた。この週のチャートでもガガが1位、ペリーが9位に入っており、二人のポップクイーンが並走する様子がそのまま数字に表れている。 2位のポール・マッカートニーの「NEW」も見逃せない。ビートルズ解散から40年以上を経てなお現役で新曲を出し続けるレジェンドが、この楽曲では若手プロデューサーのマーク・ロンソンらを迎え、ヴィンテージな質感とモダンなプロダクションを融合させた瑞々しいサウンドを聴かせた。ベテランが臆せず新しい手法を取り入れる姿勢は、当時の音楽シーンにおける世代を超えたコラボレーションの流れを象徴していたと言える。 邦楽勢では、6位に入った天野春子名義(小泉今日子)の「潮騒のメモリー」が異彩を放つ。これはNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の劇中歌で、ドラマの大ヒットとともに世代を超えて口ずさまれた一曲だ。フィクションの登場人物名義でありながら実チャートに食い込んでくるあたりに、当時の「あまちゃん」現象の大きさがうかがえる。7位の絢香「LA・LA・LA LOVE SONG」はドラマ「Woman」の主題歌で、力強くも繊細な歌声が物語と共鳴していた。4位の西野カナ「涙色」は、等身大の恋愛感情を綴る彼女らしいバラードで、当時の若い世代のリスナーから絶大な支持を集めていた。 ロック方面では3位のandrop「VOICE」、5位のアークティック・モンキーズ「WHY’D YOU ONLY CALL ME WHEN YOU’RE HIGH」が並ぶ。後者はアルバム「AM」からの一曲で、ヒップホップ的なグルーヴとロックンロールを大胆に接続したサウンドが当時大きな話題を呼び、バンドの新たな方向性を印象づけた。8位のSUPERFLY「STARTING OVER」は力強いボーカルとバンドサウンドが持ち味で、日本のロックシーンにおける女性シンガーの存在感を示していた。10位のシシド・カフカ「ラヴコリーダ」は、ドラマーとしての顔も持つ彼女ならではのビートの効いた楽曲で、独自の個性を放っていた。 こうして見渡すと、この週のTOP10は洋楽の大御所とニューカマー、邦楽のドラマタイアップとロックバンドが渾然一体となった、実に2013年らしいラインナップだったと言える。ガガの「APPLAUSE」を頂点に、多様な音楽性が同じ土俵で鳴り響いていたことこそ、当時のラジオチャートの醍醐味だったのではないだろうか。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2013年9月15日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

ワイヤレスでも高音質で[PR]

次の週(2013年9月22日) »

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました