TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2018年9月16日放送)

TOKIO HOT 100 2018-09-16 放送回ランキング ランキング

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2018年9月16日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2018年9月16日放送回)。

この週の音楽シーン

2018年9月16日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、まず目を引くのは1位に輝いた「COME ON TO ME」を歌うポール・マッカートニーの存在だ。ビートルズ解散から半世紀近くが経とうとしていた時期に、この大御所がチャートの頂点に立っていたという事実そのものが、ある種の時代の面白さを物語っている。当時ポールはアルバム「エジプト・スタチュー」を経て新作「エジプト・ステイション」をリリースしたばかりで、キャリア後半にしてなお現役感を強く打ち出していた時期だった。ロックンロールの原点に立ち返るような荒々しいギターサウンドとユーモラスな歌唱スタイルは、ベテランらしい余裕と、まだまだ現場で鳴らし続けたいという意欲の両方を感じさせるものだったと言える。

この週のTOP10全体を眺めると、洋楽と邦楽、ベテランと新世代が入り混じった、まさに「TOKIO HOT 100」らしいバランスの取れた構成になっている。2位には星野源の「アイデア」がランクインしており、当時はドラマ主題歌としても大きな話題を呼んでいた楽曲だ。彼のポップスセンスと日本語の言葉選びの巧みさは、この時期のJ-POPシーンにおいて独自の存在感を放っていた。また5位のきのこ帝国「金木犀の夜」は、季節感を丁寧にすくい取った歌詞世界と透明感のあるサウンドで、9月という放送タイミングとも響き合う一曲だった。

洋楽勢に目を向けると、カルヴィン・ハリスとサム・スミスによる「PROMISES」(3位)は、当時のダンスミュージックシーンにおけるコラボレーションの潮流を象徴する存在だった。プロデューサーとシンガーが手を組み、ハウス的な質感とポップな歌唱を融合させる手法は、この時期のヒットチャートで頻繁に見られたアプローチである。4位のザ・1975「TOOTIMETOOTIMETOOTIME」は、インディーロックとエレクトロニックの境界を軽やかに越えていくバンドらしい一曲で、当時彼らはアルバム「A Brief Inquiry into Online Relationships」に向けて動いていた時期でもあった。8位のアリアナ・グランデ「BREATHIN」は、メンタルヘルスをテーマにしたリリックが話題となり、ポップスターが個人的な感情を率直に語るという当時の潮流を体現していた。

邦楽勢では6位にMISIAとHIDE(GREEEEN)による「アイノカタチ」がランクインしており、力強いボーカルとハーモニーが際立つバラードとして幅広い世代に浸透していた。7位のレキシ feat. ビッグ門左衛門「GOEMON」は、時代劇的なユーモアとファンクネスを融合させる独自の音楽性で、邦楽シーンにおけるユニークな立ち位置を示していた。9位にはBTSの「TRIVIA 轉:SEESAW」が入り、K-POPが日本のチャートにも確実に浸透しつつあった時期であることがうかがえる。

こうして振り返ると、この週のチャートは新旧・国内外の音楽が自然に混ざり合う、当時の音楽消費の多様性を映し出す好例だったと言える。ポールのようなレジェンドが現役として頂点に立ちながら、その周囲には新世代のポップスやK-POP、インディーロックが並び立つ光景は、ラジオチャートという媒体だからこそ切り取れた、豊かな時代の断面だったのではないだろうか。

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2018年9月16日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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