TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2012年12月16日放送)

TOKIO HOT 100 2012-12-16 放送回ランキング ランキング

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2012年12月16日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2012年12月16日放送回)。

この週の音楽シーン

2012年12月16日放送分の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、TOP10の頂点に立っていたのはMR.CHILDRENの「MARSHMALLOW DAY」だった。この年のMr.Childrenは活動20周年という大きな節目を迎えており、バンドの歴史そのものが一つの物語として語られていた時期でもある。「MARSHMALLOW DAY」というタイトルからも伝わってくるように、柔らかく温かい質感を纏った楽曲で、師走の慌ただしさの中にふと差し込む安らぎのような存在感を放っていた。長年第一線を走り続けてきたバンドが、新しい年を迎える直前のこの時期に1位を獲得していたという事実は、国内ロック・ポップスシーンにおける彼らの安定した支持基盤の厚さを物語っている。

2位には星野源の「知らない」がランクイン。ソロアーティストとしての活動を着実に積み重ねていた時期であり、俳優業と音楽活動を並行させながら独自の音楽性を確立しつつあった星野源の存在感が、このチャート順位からも窺える。3位のandropの「END ROLL」も含め、邦楽ロック・ポップスの層の厚さがこの週のTOP3からも伝わってくる。

一方で4位のRasmus Faber feat. Linus Nordaや5位のRihanna feat. David Guetta、10位のwill.i.am feat. Britney Spearsといった楽曲が並ぶあたりに、当時のダンスミュージック・EDMブームの波が色濃く反映されている。2012年前後は世界的にEDMがポップスの主流と交差し始めた時期で、David Guetta的なプロダクションやフィーチャリング形式のヒット曲が量産されていた。Taylor Swiftの「We Are Never Ever Getting Back Together」がTOP10入りしていることも象徴的で、この曲を含むアルバム「Red」はカントリーからポップスへと軸足を移す彼女のキャリアの転換点として知られる作品だった。

また6位にはレキシ feat. シャカッチの「大奥~ラビリンス~」がランクイン。歴史や時代劇的なモチーフをファンクに落とし込むレキシ独自のスタイルが、この時期も健在だったことがわかる。7位のGreen Dayは「¡Uno!」「¡Dos!」「¡Tré!」という三部作アルバムを立て続けに発表していた時期で、精力的な創作活動の一端がここにも表れている。9位の木村カエラの「WONDER VOLT」も含め、邦楽・洋楽が入り混じりながらバランス良く共存していたのがこの週のTOP10の特徴と言えるだろう。

邦楽ロックの安定感と海外ポップス・EDMの勢いが交差するこの週のランキングは、2012年という年末の音楽シーンの縮図のようでもある。Mr.Childrenという20年選手が首位に立ちながらも、新世代のアーティストや海外のトレンドが着実に食い込んでくる構図は、当時のリスナーが持っていた多様な音楽的嗜好を映し出していた。年の瀬を迎える中で聴かれていたこれらの楽曲を今improve改めて並べてみると、ジャンルを越えて共存していた豊かな時代の空気が蘇ってくる。

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2012年12月16日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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