TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2012年4月8日放送)

TOKIO HOT 100 2012-04-08 放送回ランキング ランキング

本ページには広告(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を含みます。

2012年4月8日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2012年4月8日放送回)。

この週の音楽シーン

2012年4月8日放送回のTOP10で首位に立ったのは、マドンナの「GIRL GONE WILD」だった。この曲は同年3月に発売されたアルバム「MDNA」からの一曲で、彼女にとって実に12作目となるスタジオ・アルバムの中核を担うナンバーである。当時のマドンナは、その少し前の2月に行われたスーパーボウルのハーフタイムショーに出演し、圧倒的なパフォーマンスで世界中の注目を集めていた。デビューから約30年を経てなお、ポップ・アイコンとして第一線であり続けていることを改めて示した時期であり、「GIRL GONE WILD」のヒットも、その勢いの延長線上にあったと言える。ダンサブルで挑発的なタイトルの通り、解放感とビート感を前面に押し出したサウンドは、彼女が繰り返し取り組んできた「自由」というテーマを、当時最新のダンスミュージックの文法で更新したものだった。

この週のTOP10を見渡すと、洋楽・邦楽、さらにはアジアのポップスまでが混在する多様なラインナップになっている点が興味深い。2位にはノラ・ジョーンズの「HAPPY PILLS」がランクインしており、ジャズ/フォーク寄りのイメージから一歩踏み出し、よりモダンな作風へと向かっていた彼女の姿を映し出している。5位のエミリー・サンデーの「HEAVEN」は、英国発のソウルフルな歌声がグローバルに評価され始めていた時期を象徴する存在であり、9位のザ・ティング・ティングスも含め、当時のUKシーンの多彩さがうかがえる並びだ。

邦楽勢では、3位に藤巻亮太の「シーズンドライブ」、8位に安藤裕子の「鬼」がランクインしており、バンド出身のソロ活動組や、独自の世界観を持つ女性シンガーソングライターが健闘していたことがわかる。4位の安室奈美恵「GO ROUND」は、この時期のJ-POPシーンにおける彼女の絶対的な存在感を物語るものであり、ダンスミュージックとしての完成度の高さが際立つ一曲だった。7位のPerfume「SPRING OF LIFE」は、テクノポップの枠を超えて洗練されたポップスへと進化していく彼女たちの歩みを感じさせる。

そして6位に2NE1「LIKE A VIRGIN」、10位にBIGBANG「FANTASTIC BABY」がランクインしている点も、当時の音楽シーンを語るうえで見逃せない。2012年前後は、K-POPが日本の音楽メディアや洋楽・邦楽の垣根を越えて存在感を強めていった転換期であり、こうしたグループが日本のチャート番組のTOP10に自然に並ぶこと自体が、時代の空気を色濃く反映していた。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、ベテランの貫禄を見せるマドンナを筆頭に、欧米の新世代シンガー、日本のシンガーソングライターやアイドル的存在、そして急速に存在感を増していたK-POPアクトまでが同居する、まさに過渡期らしい多様性を持ったチャートだったと言える。一つのジャンルや国に閉じない選曲は、当時のラジオが担っていた「越境するポップ・ミュージックの入口」としての役割を象徴しており、今聴き返しても、それぞれの曲が持つ時代の熱量が新鮮に感じられる。

🎧 この曲を聴くなら[PR]

2012年4月8日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

いい音で聴くなら[PR]

次の週(2012年4月15日) »

あわせて読みたい

コメント

タイトルとURLをコピーしました