TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2012年10月21日放送)

TOKIO HOT 100 2012-10-21 放送回ランキング ランキング

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2012年10月21日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2012年10月21日放送回)。

この週の音楽シーン

2012年10月21日放送の「TOKIO HOT 100」を振り返ると、1位に輝いたのはJUJUの「ありがとう」だった。デビュー当初からジャズやR&Bを軸にした表現力豊かなボーカルで知られてきたJUJUは、この時期すでに数々のドラマ主題歌やタイアップ曲を手がけ、幅広い層から支持を集める実力派シンガーとしての地位を確立していた。「ありがとう」というタイトルが示す通り、感謝や別れ、人と人との結びつきをテーマにしたであろうバラード表現は、彼女の伸びやかで芯のある歌声と相性がよく、当時のJ-POPシーンにおいて「歌の説得力」で聴かせるタイプのアーティストの代表格として、このチャートの頂点に立ったことは象徴的だったと言えるだろう。

この週のTOP10全体を眺めると、邦楽と洋楽が入り混じる、いかにも「TOKIO HOT 100」らしい多様な顔ぶれが並んでいたことがわかる。2位には木村カエラの「SUN SHOWER」が入り、ソロアーティストとして独自の音楽性を深めていた彼女らしい存在感を放っていた。3位のCARLY RAE JEPSENは、この年世界的な大ヒットを記録した後を追うようにヒットチャートに名を連ねており、北米発のポップスが日本のリスナーにも自然に浸透していた時代の空気を伝えている。

4位のCHATMONCHYと5位のSUPERFLYは、いずれも女性ボーカルを擁するバンドとして、それぞれ異なる質感のロックサウンドでシーンを彩っていた。CHATMONCHYは等身大の視点を貫くバンドとして、SUPERFLYは越智志帆の圧倒的な歌唱力を武器に、力強いロックンロールを鳴らし続けていた時期であり、両者の並走はこの時代の邦楽ロックの層の厚さを物語っている。6位のクリープハイプは、尾崎世界観の独特な言葉選びとバンドサウンドで注目を集め始めていた頃で、後に大きな存在感を示すことになるバンドの初期の勢いをこのチャートからも感じ取ることができる。

洋楽勢に目を向けると、7位のMUSEはスケールの大きなロックサウンドで世界的な人気を誇るバンドとして、8位のP!NKは力強いボーカルとパフォーマンスで長年にわたりポップシーンを牽引してきたアーティストとして、それぞれ安定した存在感を放っていた。10位のMIKAもまた、色彩感豊かなポップソングで独自の世界観を築いてきたアーティストであり、この週のTOP10には国境を越えた多様な音楽性が共存していたことがうかがえる。

そして9位には、きゃりーぱみゅぱみゅの「ファッションモンスター」がランクイン。この年、彼女は原宿発のカルチャーを背景に国内外から大きな注目を浴びており、ポップアイコンとしての存在感を急速に高めていた時期にあたる。JUJUの歌唱力を軸にした王道のバラードが1位に立つ一方で、きゃりーぱみゅぱみゅのようなユニークで挑戦的なポップスも同じチャートに並んでいたことは、当時のリスナーが実に幅広い音楽性を受け入れていたことの証でもあるだろう。

この週のTOP10を振り返ると、邦楽・洋楽、バラード・ロック・ポップスといったジャンルの垣根を越えて、それぞれのアーティストが自らのスタイルを貫きながら支持を集めていたことがよくわかる。JUJUの「ありがとう」が1位に立ったこの週は、歌そのものの力が改めて評価された瞬間であり、同時に多彩な音楽が同居する2012年という時代の豊かさを象徴する回だったと言えるのではないだろうか。

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2012年10月21日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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