TOKIO HOT 100 ランキングアーカイブ(2001年6月17日放送)

TOKIO HOT 100 2001-06-17 放送回ランキング ランキング

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2001年6月17日放送の J-WAVE「TOKIO HOT 100」を振り返る回顧コラムです。当時のチャート上位曲を手がかりに、その週の音楽シーンを読み解きます。

本サイトは非公式のファンサイトです。チャートデータの出典:J-WAVE「TOKIO HOT 100」(2001年6月17日放送回)。

この週の音楽シーン

2001年6月17日放送分の「TOKIO HOT 100」で1位に輝いたのは、ジャネット・ジャクソンの「SOMEONE TO CALL MY LOVER」だった。この曲はアルバム『オール・フォー・ユー』からのシングルで、ジョニ・ミッチェルの名曲「バタフライ・イン・レイン」の一節をサンプリングしたトラックとして話題になった楽曲だ。90年代からR&Bとポップスの橋渡し役を担ってきた彼女が、2000年代に入っても軽やかなグルーヴ感覚を失わずにチャートの中心に立ち続けていたことを示す1位だったと言える。都会的で開放感のあるサウンドは、梅雨入り前後の6月という季節にもよく似合う一曲だった。

この週のTOP10を見渡すと、洋楽と邦楽が拮抗しながら並んでいるのが印象的だ。2位にはEGO-WRAPPIN’の「サイコアナルシス」がランクインしている。昭和歌謡やジャズ、パンクの要素を独自にブレンドした彼女たちのサウンドは、当時のシーンにおいて異彩を放つ存在であり、既存のジャンル分けに収まらない音楽が支持を集めていた時代の空気をよく伝えている。3位の平井堅「KISS OF LIFE」は、ソウルフルな歌唱力を武器に日本のポップスシーンで独自の地位を築きつつあったアーティストの代表曲のひとつだ。

洋楽勢に目を向けると、4位のWEEZER「PHOTOGRAPH」、5位のRADIOHEAD「KNIVES OUT」という、90年代オルタナティブ・ロックを牽引したバンドたちが並んでいるのも興味深い。RADIOHEADはアルバム『Amnesiac』期にあたり、実験性とポップさを両立させた楽曲でリスナーを惹きつけていた。WEEZERもまたセルフタイトル作、いわゆる「グリーン・アルバム」で原点回帰的なギターポップサウンドを鳴らしていた時期であり、両者の対照的なアプローチが同じチャートに共存していたことは、当時のロックシーンの多様性を物語っている。

8位のDESTINY’S CHILD「SURVIVOR」は、グループの結束と強さを歌ったアンセム的な楽曲で、ビヨンセを中心とした後のソロ活動を予感させるパワフルなボーカルが印象的だった。9位のCHEMISTRYは、当時デビューして間もない男性デュオとして着実にファンを増やしていた時期であり、「POINT OF NO RETURN」はその抒情的なバラードセンスを示す一曲だ。6位のLOVE PSYCHEDELICOと7位のキリンジは、ともに歌詞世界とサウンドプロダクションにこだわりを持つアーティストとして、邦楽シーンに独自の存在感を放っていた。10位のMADISON AVENUEはオーストラリア出身のダンスユニットで、当時世界的に流行していたエレクトロ/ハウス系のポップスの一端を担っていた。

こうして振り返ると、この週のTOP10は、R&Bの王道からロックの実験精神、日本発のオルタナティブなポップス、そしてダンスミュージックまでを横断する、実に幅広いラインナップだったことがわかる。ジャネット・ジャクソンが首位に立ったこの週は、ジャンルの垣根が徐々に溶け始めていた2000年代初頭という時代の音楽の豊かさを凝縮した一枚のスナップショットとして、今聴き返しても新鮮な発見に満ちている。

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2001年6月17日付 TOP10(出典:J-WAVE TOKIO HOT 100)

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